[No.1126-1]南北が羨ましい
No.1126-1
登場人物
女性=牽引役
女性=相手
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「おはよう・・・」
「どうしたの?元気ないじゃん」
そりゃ元気もなくなる。
この暑さなら。
「そう?今日は昨日ほどじゃないよ」
「それは電車組みのセリフ!」
残念ながら私は自転車通学だ。
だから、夏の日差しをもろに浴びてしまう。
「それでも朝は涼しいでしょ?」
「まぁ、聞きなよ」
なかなか私の辛さを分かってくれない。
単なる日差しの問題ではない。
「大袈裟ね」
「ほんとに大変なのよ!?」
自宅から見ると学校はほぼ東に位置している。
それが問題だ。
「・・・どんな?」
「ピンときなさいよ!」
朝、学校に向かう姿を想像したら予想が付く。
「あなたの必死の形相しか思い浮かばないわ」
「寝坊ばかりしてるもんね」
話が脱線し始めた。
早めに話を戻した方が良さそうだ。
「じゃなくて、東に向かって自転車漕いでるんだよ?」
「太陽に向かって・・・と言いたいんでしょ?」
最初から分かっていたようだ。
ちょっと遊ばれたらしい。
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