[No.1115-1]最高の一枚
No.1115-1
登場人物男性=牽引役
女性=相手
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感心することがある。
今、この瞬間がそうだ。
「・・・」
「何だよ・・・」
言いたいことは分かっている。
今まで何度も経験しているからだ。
「記念日なのよ?」
「ちょっとは笑いなさいよ」
逆にどうしてそんな笑顔になれるのか聞きたい。
女性の持って生まれた才能なのだろうか。
「今、世の女性を敵に回したわよ」
「褒めてるんだって!」
記念日を特別な店で祝うことにした。
そうなると必然的に記念写真を撮ることになる。
「必然的?」
「何か言い方がドライなのよね」
そんなことはない。
僕は僕なりに喜んでいる。
「ほんと男性は・・・」
「今、世の男性を・・・」
途中で睨まれて、言い切れなかった。
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