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ホタル通信 No.495

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.445 目線
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性

良く言えば、ちょっと哲学風な感じの小説ですね。悪く言えば理屈っぽくて説明調です。

さて、話の主軸である写真の話、その写真の元となるブログの存在は事実です。ただ、残念ながらそのブログはもうありません。
小説の通り、私のブログにちょくちょく訪問いただき、交流がありました。とても魅力的な写真を撮られる方で、その感性に憧れさえ抱いていました。その写真に秘められた物語のようなものを感じていたからです。撮影者様がそこまで想いながら、シャッターを切ったかどうかは定かではありませんが、いわば写真という小説に魅了されたのかもしれません。

ブログを続けていくことはとても難しいものだと実感しています。
何度もその危機に遭遇しては何とか乗り越えていますが、いつ糸がプツンと切れてしまうか分かりません。交流があった方々はいつしか更新が止まり、そのままとなっています。その方々の意思を継いだわけではないのですが、こうやって書き続けている宿命のようなものを感じずにはいられません。

その方のブログの最後の写真は、ススキの草原でした。どこか悲しそうで、そこに私は何らかの迷いを感じたのを覚えています。

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