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[No.1112-1]黄色いマーカー

No.1112-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
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参考書を広げて勉強している風景は良く見掛ける。
でも、それを見て刺激を受けたのは初めてだ。

「勉強していい?」
「えっ・・・いいけど」

友人が不思議そうな顔をしている。
無理もない、私だって自分の変化に驚いている。

「資格でも取るつもりなの?」
「そうよ!」

以前から気になっていた資格を取ることにした。
かれこれ、1年くらい放置してきたが・・・。

「参考書は随分前に買ってたんだけど」

でも、覚悟を決めた。
このままではダメだと。

「なにかあったの?」
「うん、あった」

先週、ファストフード店で食事をしていた時だ。

「一人で?」
「うん、ひとり・・・それは言わないの!」

危うく“ノリ突っ込み”するところだった。

(No.1112-2へ続く)

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