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[No.1110-2]テクテク

No.1110-2

「でも、擬音つながりでしょ?」
「ここまで引っ張ってるんだから」

もちろんそうだ。
私の夢は、ある擬音と関係している。

「ある擬音・・・ねぇ」
「分かる?」

と聞いておきながら、まず当たらないだろう。

「ラブラブ?」
「それ、擬音なのw」

繰り返しになるが擬音はそれだけで成立する。
それ以上でもそれ以下でもない。

「じゃあ、イチャイチャだ!」
「それも擬音?」

でも、悪くない。
あらためて擬音の力は偉大だと感じる。

「ヒントは?」
「そうねぇ~」

日曜日の昼下がり、彼と川沿いの道を歩く。
それにピッタリな擬音だ。

「二人で手を繋いで・・・」

(No.1110完)
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