[No.1113-1]23時の壁
No.1113-1
登場人物女性=牽引役
女性=相手
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「寝不足?」
「あ、ううん、ゲームをちょっと・・・」
最近、オンラインゲームにハマっている。
気付けば26時を超えることも珍しくない。
「好きだね~」
「目覚めちゃって」
だからと言って“急に”と言うことではない。
ゲーム自体は子供の頃から好きだった。
「そう言えば・・・」
「なに?」
時間で思い出したことがある。
「時間?」
「ほら、さっき26時って言ったでしょ?」
つまり、深夜2時のことだ。
偉そうに言うことではないが。
「・・・だよね、それが?」
「今でこそ、24時を超えることなんて普通だけど」
子供の頃は考えられない時間だ。
24時どころか、壁はもっと前にあった。
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