[No.1102-1]好き嫌いは人嫌い
No.1102-1
登場人物女性=牽引役
男性=相手
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「俺、これ無理」
「これも!?」
乳製品がダメだとは知っている。
牛乳はもちろん、チーズやバターがそれだ。
「食感が、こう・・・なんていうか」
干しぶどうもダメだという。
「どんな食感よ!?」
「ほら、クチュクチュしてるというか」
なるほど・・・。
まぁ、分からなくもないが。
「それにしても好き嫌いが多い人ね」
「何なら他にもあるぞ!」
あえて聞かないことにしよう。
好き嫌いが多いことは十分すぎるほど理解した。
「無いの?嫌いな食べ物」
「私?無いよ」
幸いにも嫌いな食べ物はない。
「珍しいな」
「確かに」
どんな料理も気にせず食べられる。
この意味は大きい。
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