ホタル通信 No.479
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.515 デスティニー
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性
実話度をどれくらいにするか、大いに悩みました。この小説、実話のようで実話ではなく、でも実話で・・。
意味不明な冒頭から始まりましたが、この小説の大筋は事実なんです。つまり、誰かが亡くなったこと、そしてその経緯もです。
ただ、亡くなったのは親友ではありません。そうなると、これにまつわるエピソードは創作になります。なぜ、そんなまわりくどい設定にしたのか、それは作者の正体が分かってしまうからです。
正直に書いたところで、性別・年齢は非公開なので何とでもごまかすことはできたのですが、やはり、人が亡くなる話となると、中途半端なごまかしはかえって失礼になると考え、それならば・・・と思い切って人物設定を変えてみました。
本当にお見舞いに行こうとして大阪を後にしようとしていた時に、訃報を聞き、お見舞いが葬儀になってしまいました。
亡くなった人が私を呼んだ・・・そんな神秘的なことは言わないまでも、心動かされたのは事実です。
小説のタイトルは石川優子さんという方の歌のタイトルを拝借しました。たまたま耳にしたこの歌が、当時の状況を表しており今でもこの曲を耳にすると当時のことが鮮明に蘇ってきます。
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