[No.1068-1]一列のスズメ
No.1068-1
登場人物
女性=牽引役 女性=相手
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今の時代、その行為には賛否が分かれる。
いや・・・どちらかと言えば“否”が多数を占める。
「ねぇ、どう思う?」
ほぼ毎日の光景を同僚に話した。
「・・・個人的には微笑ましく思うけどね」
「まぁ、私も同じ意見ね」
それはその周辺に住んでいないから言える言葉だ。
もし、そこに住んでいたら・・・。
「でもやっぱり・・・フンがね」
「だろうね」
通勤途中にとある高齢者施設がある。
そこに、あるお婆さんが鳥にエサをあげている。
「ほぼ毎日なんだろうね」
「スズメなんか一列になってさ」
今か今かとエサを待ち構えている。
スズメとお婆さんの距離は近い。
「餌付けされてる?」
「早い話がそうね」
ついでにハトや、時々カラスの姿も見掛けることもある。
「スズメだけならまだしも・・・」
ハトのフンに悩まされている人も多い。
その原因のひとつが“餌付け”だ。
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