ホタル通信 No.472
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.596 人間のくず
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
彼が浮気をした話は事実なんですが、もし、小説上の私が作者ではなかったら話はどうなるでしょうか?
冒頭、読者の皆さんを混乱させるような書き方をしていますが、もし、小説上の彼が“作者”だったとすれば作者は自分のことを書いていることになります。
あえて“彼”目線で書かせてもらうと最初から友人を狙っていたわけではなく、私を通じて友人と知りあって、いつしかそんな関係になっていました。ですから、浮気については結果論と言えます。
さて、目線を“私”に戻せば、そんな過去を重々しくもありながらもコミカルに仕上げてみました。タイトルでもある“人間のクズ”の発言は実はありませんでした。
この話は浮気話がきっかけで作ろうと思ったのではなく、ラストの「経理上の資産」がきっかけなんですよ。当時、簿記の資格取得に頑張っていた時期で、その時に勉強していた知識と浮気話がなぜだか、結びついてしまって・・・それでこの話が誕生しました。
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