[No.1053-1]世界一長い・・・
No.1053-1
登場人物
男性=牽引役 女性=相手
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「週に一度は遅刻してたかな?」
学校が遠かったこともあり、遅刻しがちだった。
高校生3年間は。
「家から最寄り駅まで自転車で10分」
「そこから電車に乗り換えて・・・」
約30分ほど乗車した。
「それから、バスに乗り換えて」
20分ほど揺られてから学校前に着く。
最後はバス停から5分くらい歩けば到着する。
「単純計算では約70分くらいの工程なんだけどさぁ」
実際は電車の待ち時間などもある。
これを含めると、20分程度は加算されることになる。
「それに」
特にバスが激混みだった。
別の学校が近くにあったこともその理由だ。
「そりゃっもう、ギュウギュウ詰めで・・・」
それが嫌で後発のバスを待つ事も多かった。
それが遅刻の一番の原因となった。
「それなら早く家を出ればいいじゃん!と思うけど」
そう出来ないのが“若さ”だ。
どれだけ寝ても寝たりなかった。
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