[No.1054-1]数字当てゲーム
No.1054-1
登場人物
女性=牽引役 男性=相手
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「ねぇ、こんな遊び知ってる?」
「どんなだよ?」
最近、テレビで久しぶりにそれを見掛けた。
でも、それは私が小さい頃に流行った。
「名前は色々あるみたいだけど」
「私たちは“数字当てゲーム”って言ってた」
その名の通り、二人でお互いの数字を当てる。
3桁の場合もあるらしいが、私たちは4桁だった。
「俺は・・・初耳だな」
「いつでもどこでもできるんだよ!」
最悪、何もなくてもできるが、紙とペンは必要だ。
今なら、スマホでメモってもいい。
「例えばね、私が1234と決めるじゃない?」
「あっ!もちろん、あなたには内緒でね」
相手は私の数字が何であるか、推理して行く。
「推理・・・どうやって?」
「あなたが、5614って推理したとするよね?」
これを、1234と照らし合わせる。
1と4が含まれ、かつ4は桁も同じだ。
「この場合、1-1と私は答えるの」
「前半の1は一致だけしている数で・・・」
後半の1は桁まで一致している数を表している。
ただ、このルールは地域によって多少違うみたいだ。
「でも、ベースは同じ」
「一致している数、桁まで一致している数をそれぞれ答えるの」
それをお互い繰り返し、先に数字を当てたほうが勝ちとなる。
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