ホタル通信 No.460
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.422 鍵
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性
冬のホタルらしい、極めて日常的な話ですが、実話度が示す通りです。
さて、主人公である10年ほど使っているキーホルダーですが実在していました。残念ながら捨ててしまったのですが、本当に10年ほど使いました。
大きさ的には5cm×2cmくらいのものでした。それほど厚みはなく、時計の部分がシースルー型の液晶で、外光をバックライトにして表示する仕組みでした。
時計の機能は早々に失われたのですが、小説にも書いた通り鍵の存在を知らせるには丁度いい存在感で、ちょっと丸みを帯びた形が手に馴染んでいました。そんなこともあり、しばらく、鍵の相棒として活躍してくれたわけです。
そんなキーホルダーに強力なライバルが出現しました。大袈裟ですが。それが小説では見たことがないキャラクターとなっていますが、実はそうではありません。
あえて隠す必要もありませんが、某有名キャラクターが描かれた棒状のキーホルダーです。なぜ、そのまま書かなかったと言うと、冒頭のやりとりをコミカルに進めたかったからです。
棒状のそれが有名なキャラクターだと、とげとげしさが足りなく感じていたからです。
冒頭に書いた通り、極めて日常的な話ですが、本当にこのキーホルダーにはお世話になりました。
私自身、物の扱いは雑な人間だと思っていますが、変なところで愛着心を持つことがあります。それが、キーホルダーであったり、ヘアブラシであったりします。もちろん、それらは小説のネタとしても大活躍してくれています。
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