ホタル通信 No.451
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.599 お手入れ
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性
作者の性別はさておき、今回の小説はほぼ実話と言ってよい程です。脚色はほとんどしていません。
前の自転車の話なんですが、購入当初から何となく調子が悪くて、それほど好きではありませんでした。具体的にはブレーキの部分の調整が甘いというか・・・。
それもあって、それほど愛着もわかず、どちらかと言えば小説に書いてある通り、放置しているような状態でした。自分は白黒をハッキリ付けすぎてしまう性格が災いして、一度、嫌いになるととことん嫌いになってしまう傾向にあります。これは、人にも当てはまるので、ほんと困ったものです。
ところがある時、パンクしたついでに車体を磨いてみるとビックリするほど綺麗になり、見違えるような輝きを取り戻しました。
こうなると、前述した白黒・・・がまたしても顔を覗かせ「どうせ綺麗にするならとことんやる」かのごとく、徹底的に掃除した記憶があります。加えて、これも小説に書いている通り、痛んでいた部分を変えて、ついでに当初から不調だったブレーキまで新調しました。
そうなると今までとは逆に愛着がわき始め、買ったときよりもやや豪華な仕様になったくらいでした。
ただ、残念なことにその後、何度と無くパンクに悩まされていたこともあり、買い換えを決断しました。小説的には「そのまんま」感が強いですね。特に何らかの主張も盛り込んでいませんから、ある意味、とてもお気楽な小説とも言えます。
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