[No.1013-1]青臭い(表)
No.1013-1
登場人物
男性=牽引役 女性=相手
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「なぁ、どう思う?」
「そうねぇ・・・」
一種の通学途中“あるある”かもしれない。
でも・・・期待度はMAXだ。
「教えろよ、同じ女子だろ?」
「うーん・・・」
イマイチ、煮え切らない態度だ。
もしかして・・・。
「はっきり言ってくれよ!」
「うーん・・・」
一向に話が前に進まない。
やはり、“脈なし”ってことだろうか?
「多分ね・・・多分だよ?」
「おっ!・・・うん」
通学中に別の学校の女子とすれ違う。
お互い自転車だから、その時間は短い。
「好きかもしれない・・・し」
「えっ!?やっぱり!」
思わず歓喜の声が出てしまった。
けど、最後の“し”が気にならなくもないが・・・。
「好きじゃないかもしれない」
「な、なんだよ、それ!?」
結局、分からないってことだ。
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