ホタル通信 No.445
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.541 見てない
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:男性
今でも鮮明に覚えています。覚えている理由は特徴的なエピソードだということもありますが、もうひとつ裏話があります。
計算ドリルの答えを書き写したのは事実です。担任の先生の机が教室の前にあったので、皆の前で呼び付けられ、立たされていました。これならよくあるパターンですが、ここからが裏話です。
実は、私の他に同じようなことをした女子がいて、その子も私と同じように前で立たされていました。
まぁ、完全に“クロ”だったわけですが、“見てない”を押し通しました。その女子も私と同じく、“シロ”だと・・・。
今振り返ると素直に謝っておくべきでしたし、遅くなりましたが、「先生、あの時は答えを書き写してしまいました。本当にごめんなさい」さて、禊が済んだところで(笑)、あらためてとても懐かしいエピソードのひとつです。計算ドリルに答えを付けていたのは、もしかして、試されていたからなのか、それとも信頼されていたからなのか真相は不明です。
大人になった今なら「そんなことも起こりうるから、答えを付けておくことなんてありえない」と、偉そうにリスク管理の必要性を語ったりするのでしょうかね。
それにしてもあの女子・・・どうしていますかね。まぁ、この小説を読むこともないだろうし、読んでも「私かも?」と思うには情報が少なすぎます。
逆に「私のこと?」と思う人が沢山いれば、それはそれで面白いのかもしれませんね。
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