ホタル通信 No.444
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.569 土に還る
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:男性
最初に言っておくと、ラストの「今日、彼女は土に還った」は創作であり、事実ではありません。でも、いずれそうなる日は来ます、誰のもとにも。
土に還る・・・つまり、この小説で言う“死ぬ”がテーマにはなっていますが、決して暗い話ではありません。
家庭菜園に関係した話はとても多く作っています。そこから得られる教訓やとても小さな出来事は、まさに冬のホタル向きです。
つい最近も「No.1005 小さな世界」を発表しました。
さて、この小説は実際に“土に還る”と言う話題が出たことがきっかけになっています。もちろん、そこに悪意はなく、むしろ愛情を感じられる一言でした。
でも、本当に不思議なんですよね、土をいじっていると、落ち着くと言うか、そこに何かを感じずにはいられません。
設定的には、恋人同士の会話です。ラスト付近の「ありがとう!あなたと一緒に・・・」のセリフが、逆プロポーズとも取れるでしょうね。これを機に結婚、そして月日が流れた・・・。
記憶は定かではありませんが、非常に作りやすかった小説でした。自分的にはストレスなく書き進められた記憶があります。
小説を作ったというより、心の片隅にあった素直な気持ちを文字にしたという感じでしょうか。
土に還る・・・自分で言うのも変ですが、とても心に響く言葉です。小説を読み直し、昨日よりも少しやさしくなろう!と思う今日この頃です。
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