[No.1000-1]ゴールor通過点?
No.1000-1
登場人物
女性=牽引役 女性=相手
-----------------------------
格好良く言えば、スポーツ選手に似ている。
「誰かに似てたっけ?」
「その“似てる”じゃなくて!」
とは言え、私の説明が不十分なことが原因だ。
「じゃあ、なに?」
「ええっと・・・ね」
似ているのは“引き際”だ。
つまり、引退のことだ。
「引退・・・何から?」
「ブログから」
ブログを始めて今年で11年と6ヶ月が過ぎた。
「確か小説を書いてるんだっけ?」
「うん、そうよ」
日常を切り取った、しがない小説を書き続けてきた。
書いている事実は知らせているが、詳細は隠したままだ。
ブログのタイトルも場所も。
「ごめんね、色々と事情があって」
「分かってるわよ」
身近な人に知られると、作品に影響する。
変にその話題を避けたり、つくろったりしてしまうからだ。
「まぁ・・・読んでみたい気もあるけど」
「そこは我慢するわ」
その小説が、いよいよ1000話目を迎える。
「えっ!?そうなの」
正直に言えば、1000話なんて目指してはいなかった。
もちろん、それ以上も。
「がむしゃらに突き進んだら・・・」
「1000話目でした・・・というのが今の心境」
でも、道のりは決して楽ではなかった。
特に1000話を目前に、作品作りにブレーキが掛かった。
| 固定リンク | 0
「(040)小説No.976~1000」カテゴリの記事
- [No.1000-2]ゴールor通過点?(2020.08.26)
- [No.1000-1]ゴールor通過点?(2020.08.25)
- [No.999-2]前向きな靴(2020.08.23)
- [No.999-1]前向きな靴(2020.08.20)
- [No.998-2]続く命(2020.08.05)
コメント