« [No.998-2]続く命 | トップページ | [No.999-1]前向きな靴 »

ホタル通信 No.438

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.509 半券
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

半券を捨て忘れたのは事実ですが、それが恋愛話とは全くリンク
しておらず、単なる“捨て忘れた”話です。

コートではなくとも、ポケットから捨て忘れた何かが出てくることは
珍しくはありません。また、カバンの中から・・・ということも一度や
二度は経験したことがあると思います。
さほど複雑な話ではないのですが、ストーリーを補足させて頂くと
次のようになります。
一年前、私は別の人と付き合っていた。その時、おろしたてのコー
トを着ており、映画の半券をポケットに仕舞い込んだ。その半券が
出てくるところからストーリーが始まります。

映画は恋愛の象徴だと思っていますので、半券も重要なアイテム
のひとつでしょう。何気ない半券に当時の想いがギュっと詰まって
いるように思えます。
小説では、ゴミ扱いしているふしもありますが、「思い出までも捨て
る必要はない」とかろうじてフォローはしています。ただ、この半券
制度はいつまで続くんでしょうか?
今やネットやスマホの時代です。近い将来、半券がこの世から消
えてなくなる日も来るでしょう。

オチは分かりますか?
特別、凝った作りではありませんが、これも補足させて頂くと、こ
れからは捨て忘れた半券の話を現在の彼とする・・・つまり、この
先“別れることがない”ということを遠回しに表現しています。
T438
web拍手 by FC2

| |

« [No.998-2]続く命 | トップページ | [No.999-1]前向きな靴 »

(117)通信No.426~450」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« [No.998-2]続く命 | トップページ | [No.999-1]前向きな靴 »