ホタル通信 No.431
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.550 下流のごみ
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性
この小説、少し変わった特徴があります。何だか分かります?
もちろん、内容だということには間違いないのですが・・・。ゴミをテーマにすることは決して多くはないのですが、書き難くはありません。どちらかと言えば書きやすいと思っています。
ゴミと言ってしまえばそれまでですが、ゴミになる前はまだ何らかの価値があったと思います。
そこに思い出や捨てられない何かを重ね合わせる・・・ない展開ではありません。ですから、ゴミは私にとっては魅力的なテーマのひとつだと言っても言い過ぎではありません。
随分と前置きが長くなりましたが、冒頭に書いた変わった特徴とは、こんな小説的にもかかわらず、比較的、拍手の数が多い小説なんです。
自分では魅力のあるテーマだと思っていても、他人から見ればただのゴミの話です。それにもかかわらず拍手をいただけているのは、何ともうれしい限りです。ラスト付近に、私の心情のようなものは書かれていますが、それ以外は状況説明が主です。
どこに共感いただけたのか、不思議なくらい・・・というより、申し訳ないくらい、有難いことです。
実は今でも川を眺めるのは好きです。
川が好きというより、昔々の子供の頃、それこそ、やんちゃだった時代を思い出させてくれるからです。
ただ、思い出しているのは自分のことだけでけではありません。時代そのものを思い出しているんです。
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