ホタル通信 No.433
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.472 カモとハト
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性
とても懐かしい匂いがする小説です。内容はともかく今では書けないタイプの小説だからです。
何度か記事にしていますが、ブログを始めた理由は“ある人”を陰ながら応援するというか、その人だけに向けた情報発信と言っても良いかもしれません。
また、見方を変えれば世の中の人に、彼女の存在を知って欲しかったとも言えなくもありません。
この小説は内容こそハトとカモの話ですが、ハトは彼女の象徴的な存在でもあり、度々小説のモデルにもなっています。
ハトは群れているイメージの方が大きいですが、一羽だけポツンと行動して場合も少なくありません。それが寂しいのかどうかはハトに聞いてみないとわかりませんが、私にはどうしても彼女と重なってしまいます。重ねあわせることで、何らかの痛みを和らげようとしているのかもしれませんね。
彼女をハトに例え、直接的な表現を避けることでバランスを取っているということでしょうか?
今回は少し哲学的なホタル通信になってしまいましたが、冒頭で書いた通り、本来はこれが“冬のホタル”の小説です。
最近、質の低下が著しく、少し自分を見つめなおす意味でも読み返して大変刺激を受けた小説でした。
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