ホタル通信 No.430
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.530 さくらさく
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
なるほど・・・ありがちなパターンの小説で、冬のホタルらしい独
特な世界観は微塵も感じられません。
ただ、実話度が示す通り、全くの創作ではなく、ある事実を誇張
したり、すり替えたりしています。彼・・・の存在はありましたが、
恋人だったわけではなく、単なる同僚でした。
そんな同僚だったわけですが、好意が全く無かったわけではあ
りません。もしかしたら・・・恋人に発展するかも?と言った道も
見えてはいました。
ですが、月日は流れ、彼が転勤することになりました。
その時の別れの様子を恋人同士にすり替えて、誇張しました。
正直に言えば恋人同士にも似た感情がなかったと言えば嘘に
なります。だからこそ、こんな小説が生まれたわけですから。
冒頭、冬のホタルらしからぬ・・・なんて書きましたが、登場人物
で考えれば、小説上の彼は、よく登場する人物です。
まぁ、作者の性別を明かしていませんから、その彼が作者の可
能性もあります。
桜を題材にした小説は比較的多いと思います。
別に桜を特別視しているわけではないのですが、桜の季節に
何らかの感情の起伏が生まれているということでしょうね。
それこそ、別れ、そして出会い・・・桜はそんな出来事をきっと
多く見守ってきたんでしょうね。
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