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[No.981-1]見えない力

No.981-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
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時として、不思議な出来事が起こる。
まるで何かに導かれたかのように・・・。

「えっ・・・臨時休業!?」

行きつけのカフェが閉まっていた。
年中無休のはずだったのに・・・。

「ついてないね・・・」
「そうね、わざわざここまで来たのに」

予期せぬ出来事だけにショックが大きい。
大袈裟だけど。

「・・・どうする?」
「そうね・・・それなら新規開拓してみない?」

ここに来る途中に新規オープンらしき店を見掛けた。

「・・・そうしようか」

かなり戻ることになるが仕方がない。
他に適当な店も見当たらないからだ。

「こっちの道の方が近道かも」
「うん、そうしよう!」

表通りではなく、裏通りを進む。

「へぇ~こんな通りがあったんだぁ」
「なかなか良い雰囲気ね」

この辺りは何度も訪れているが、裏通りは初めてだった。
ちょっとした隠れ家的雰囲気がここにはある。

「・・・見て!可愛い雑貨屋さんがあるよ!」

レトロ感が半端ない店がひっそりと店を構えていた。

(No.981-2へ続く)

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