ホタル通信 No.415
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.578 バチあたりな行動
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
読み返してみるとラストの2行にやや「失敗したぁ!」感が漂っています。
シチュエーションはほぼ事実です。マンションの一室から見える出窓の上でハトが寝ていました。
寝ているだけならいいのですが、朝方になると例の鳴き声がダイレクトに聞こえてきました。7階の出窓だけあって、ハトにとっては安全地帯です、私とは真逆で心置きなく眠れていることでしょう。
さて、冒頭で「失敗したぁ!」と思ったのは、私がハト以外のことでイライラしている伏線が書かれていないからです。
もちろん、伏線をあえて書かない小説も多いですが、この小説に関して言えば、書くべきだったでしょう。小説上では、イライラの原因がハトであることしか描かれていません。
ハトに悪気はないのでしょうが、こまりものでした。
ただ、鳴き声よりも困っていたのは“ハトの糞”でした。出窓はもちろん、周辺はハトの糞だらけで、長時間同じ場所に居座られるとその被害も尋常ではありませんでした。
それもあって、ハトには気の毒ですが、夜、懐中電灯の光で驚かしてしまった・・・というわけです。
まぁ・・・ハトは好きではありません。
でも、憎めない奴と言いますか、何かと話題を提供してくれる相棒とも言えなくもありません。
今でも時々ベランダでハトが休んでいるのを見掛けます。撃退?いいえ、陰からコッソリ覗いて、行動を観察しています。
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