[No.954-1]上から目線
No.954-1
登場人物
女性=牽引役 女性=相手
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「なによ・・・」
どう見ても上から目線のふてぶてしい態度だ。
「ちょっとこれ、見てくれる!?」
「あら、かわいいネコじゃない!」
友達には“そう”見えるらしい。
「よく見てよ」
「・・・よく見てもかわいいじゃん」
ネコ好きに見せたのは間違いだったかもしれない。
何を見せてもこうなる可能性がある。
「もぉ!ほら、こいつさぁ・・・」
通学中にそのネコと出会う。
いつも、平屋の屋根に座っている。
そして・・・写真のように人を見下している。
「見下してる?」
「私にはそうは見えないけどなぁ」
私よりも高い位置に居るせいもあり、余計にそう感じる。
それ以前に・・・この表情だ。
「憎らしい表情、してない?」
「ネコに恨みでも?」
別に、過去も含めて何かあったわけじゃない。
朝から、高い所から睨まれているようで気分が悪いだけだ。
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「(039)小説No.951~975」カテゴリの記事
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