[No.946-2]私は三流
No.946-2
「なんか、申し訳なくて」
「・・・それで浮かない顔なのね」
ブログを続けることだけに固執していないか?
最近、そう考えるようになった。
「辞めるってこと?」
「・・・その考えもゼロではない」
もちろん、出来る限り続けて行きたい。
それに・・・。
「やっぱり、書くことが好きみたい」
昔から文章を書くのは好きだった。
「前にも言ったことがあるかもしれないけど」
「その苦しみもネタにしちゃえば?」
その考えは悪くはない。
今の私には、むしろ有り難い提案だ。
「そう思ってはいるんだけど・・・」
なかなか踏ん切りがつかない。
ブログの主旨から外れているように思えるからだ。
「もう!優柔不断なんだから!」
「それなら、一言、言ってあげる!」
友人が意を決したような表情をした。
「スランプってね・・・一流の人が使う言葉なの!」
「あんたは、三流以下!」
そう言うと、黙り込んでしまった。
でも、その気持ちは十分過ぎるほど伝わった。
「そうね、三流以下だから・・・」
「質なんて関係なし!」
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