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[No.933-1]歴史的発見?

No.933-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
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「・・・うそぉ!?」

ある意味、有り得ないはずの光景に驚きを隠せなかった。

「カメってさぁ・・・親子のイメージが強いよね?」
「・・・はぁ?」

友達が口をポカンと開けている。

「それ何の話?」

友人が突っ込んでくる。
無理もない、私だってそんな気で口にしたわけじゃない。

「ほら、学校のすぐそばに小川が流れてるじゃん・・・」
「そこにカメが居たんだよね」

今時期は毎日のように見掛ける。
大小様々なカメが泳いでいるのか、流されているだけなのか・・・。

「ランチにする話?」
「別に問題ないでしょ?」

・・・とは言いつつも、昼食時にしなくてもいい話だ。
でも、誰かに聞いて欲しくて仕方がない。

「そりゃ、生き物は嫌いじゃないけど・・・」
「でしょ!!」

だから、友人に話したとも言える。

「で、そのカメがどうしたわけ?」
「よくぞ聞いてくれましたぁ!」

二匹のカメが連なるように泳いでいた。
大きなカメが前で、後を追うかのように小さいカメが続いていた。

(No.933-2へ続く)

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