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2019年9月

[No.936-1]ロックとクラシック

No.936-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
(・・・ん?)

駐輪場に着いた時、虫の鳴き声が聞こえてきた。

「すっかり、秋ねぇ~」

鳴き声の余韻を学校まで落ち込んでしまった。

「・・・熱でもあるの?」
「おいっ!」

おそらくコオロギか鈴虫だろう。
虫に詳しくない私でも、それくらいは分かる。

「別に珍しい話じゃないじゃん?」
「そうなのよね・・・」

自分も不思議だった。
どこかで聞いているはずなのに、今朝は妙に心に残った。

「疲れてんじゃない?」
「ま、まさか!」

確かに夜更かしが日常化している。
けど、まだ若さでカバーできる年齢だ。

「すごく、心に染み入るというか・・・」
「そこまで行くと、詩人レベルね」

たかが虫の鳴き声だ。
なのに、今朝は本当に気分がいい。

(No.936-2へ続く)

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[No.935-2]見えない命

No.935-2

「でもさぁ・・・なんで土が濡れてるの?」

何も植えていないはずなのに、十分過ぎるほど濡れている。
プランターの底から、水が流れ出した跡もついている。

「これから何か、育てるつもり?」
「あっ・・・そ、そうね・・・」

ここにきて急に歯切れが悪くなっている。
明らかに何かを隠している表情だ。

「・・・言えない植物?」
「怖いこと言わないでよ・・・」

冗談ぽく言ったものの、大いに気になる。

「じゃあ、なに?」
「あれよ、あれ・・・」

そう言うと、人差し指と親指で輪を作った。

「・・・なに?」
「ほら、これくらいの・・・」

もう一度、その輪を作ってみせた。

「・・・あ、あぁ!あれね!」

その輪が、もう“あれ”にしか見えないから不思議だ。

「ほら、水くらいは必要でしょ?」
「そうだね・・・で、居たの?」

友人が小さく首を立てに振った。
S935
(No.935完)
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[No.935-1]見えない命

No.935-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「あれ・・・今年は何も育てなかったの?」

土だけのプランターが寂しく並んでいる。
いつもなら、何らかの植物で賑わっているころだ。

「ほら、今年は・・・」
「・・・ゴールデンウィークに帰省したので」

なるほど・・・。
同じ家庭菜園仲間としては、それだけでも理由が分かる。

「今年は特に長かったもんね」
「うん、さすがに10日間も家に居ないんじゃ・・・ね」

だから、あえて育てなかったようだ。
多分、私もそうするだろう。

「迷ったんだけど・・・」
「まぁ・・・結果、そうなるんじゃない?」

ベランダでは限界がある。
際に置いたとしても、それほど雨には当たらない。

「そもそも雨は降らなかったし」

予報通り、雨は一度も降らなかった。
そうなると、決断は正しかったと言えよう。

「・・・結果オーライということで!」
「だね!」

ただ、少し気になることがある。

(No.935-2へ続く)

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ホタル通信 No.407

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.431 みゆき通り
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性

作者の性別はさておき、姫路出身ということは事実です。小説の通り、とある人と出身地が同じと言うことで意気投合しました。

みゆき通り・・・漢字で書くと“御幸通り”になります。
当時、私にとっての繁華街は、まさしくこの商店街でした。現在のように、大型のショッピングモールがあるわけでもなく、駅前を中心とした商店街とデパートに学校帰りによく寄り道したものです。
ホタル通信を書くにあたり、その通りを調べている過程で、2018年2月にヤマトヤシキが閉店した事実を知りました。

でも、不思議ですよね。
地元が同じだと、それを知った瞬間に友達と言いますか、何十年来の知り合いの気分になります。
例え歳が離れていたとしても「あれが無くなったとか」「あれが新しくできた」など、新旧の話で盛り上がれます。
ましてや昔からあったものが今も残っていると感動物です。そのひとつが喫茶店ブラジルでした。これについては小説内で盛り上がっている通りですが、今現在も残っているかは定かではありません。

他の小説以上に、書くのが楽しかった小説です、書きながら懐かしみ、何度も筆が止まった記憶があります。
それに、今回、ホタル通信を書くにあたり、色々調べていると・・・またまた筆が止まり、色々な想い出が蘇ってきました。
T407
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[No.934-2]静かなケンカ

No.934-2

「そしたら・・・」

原因となる出来事を話してくれた。

「親友だったからこそ、油断してたのかも」

ある意味、何をしても通じていると思った。
まさに“親しき仲にも礼儀あり”に欠けていたと言える。

「さっきも言ったけど、そんなつもりはなくって」

繰り返しになるが、自覚もなかった。
けど、この手のことは相手がどう思うかに尽きる。

「友達だからこそ気をつけるべきことがあるよね?」
「そう・・・友達という関係は“免罪符”じゃない」

誤解を招きそうだが、友達だからこそ気遣いが必要だ。

「それからというもの“良い意味”で気を使ったわ」
「うん・・・わかるわかる!」

平たく言えば、友達を大切するということに他ならない。

「なるほど・・・」

目の前の親友が、妙に納得した表情をしている。
嫌な予感がしなくもないが・・・。

「なに警戒してるのよ?」
「そうじゃなくてさぁ・・・」

そう言うと、腕をまわしてきた。

「ちょ、ちょっとなに!?」
「気にしない!気にしない!」

確か、仲直りした帰りも、こんなだったっけな・・・。
S934
(No.934完)
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[No.934-1]静かなケンカ

No.934-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
中学生の時、親友と一度だけ大喧嘩をしたことがあった。

「でもね・・・」
「大喧嘩なんだけど」

周りには喧嘩していることさえ伝わらないレベルだった。

「・・・どういうこと?」
「つまり・・・」

つかみ合いでもなく、口げんかでもない。
例えとしては不適切だが、“冷戦”という言葉が似合う。

「早い話、それ以来、口をきかなくなったの」
「・・・原因は?」

当時、仲直りするまで喧嘩の原因は分からなかった。
それに、その原因が“私に”あったことも。

「話しかけられた時、そっけない態度をとったらしくって・・・」

もちろん自覚はなかった。
でも、自覚がないからこそ、もめる原因になるのも確かだ。

「でも、そんなこと、なくないよね?」
「私もね、そう思ったんだけど・・・」

簡単に言えば、真相はこうだ。
私の疑問に対して、わざわざ調べて答えを用意してくれた。

「それなのに無関心だったのが、許せなかったみたい」

真相も、仲直りした時に聞かされた。

「しばらく理由が分からなくて悶々としてた」

ある日、意を決して親友と向き合ってみた。

(No.934-2へ続く)

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[No.933-2]歴史的発見?

No.933-2

「それって・・・」

さすが友人、察しがいい。
さっきの“親子”というキーワードを理解している。

「何ガメ?外来種?」
「そ、そっちぃ!?」

多分、日本固有の種だと思う。
特別詳しくもないが、いたって地味な感じだったからだ。

「じゃぁ、なにがどうしたわけ?」

群れをなして、甲羅干ししているところは良く見掛ける。
でも、連なって泳いでいるところは見たことがない。

「たまたま泳いでるというより・・・」

小さなカメが、大きなカメに遅れまいと必死だったように見えた。
流されているのではなく、明らかに泳いでいた。

「普通、有り得ないじゃん」
「だって、親子で行動するのは無理でしょ?」

知る限り、卵を産んだら、それで終わりだ。
海ガメをイメージすれば分かりやすい。

「そう言われると、そうねぇ~」

・・・とすると、あの小さなカメは何者だったのだろうか?

「それにしても、目の付け所に非凡さを感じるわ~」
「かるくディスられてる?」

でも、何か温かいものを見た気がする。

「カメの親子を見たの、私が初めてじゃないのかな?」
S933
(No.933完)
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[No.933-1]歴史的発見?

No.933-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「・・・うそぉ!?」

ある意味、有り得ないはずの光景に驚きを隠せなかった。

「カメってさぁ・・・親子のイメージが強いよね?」
「・・・はぁ?」

友達が口をポカンと開けている。

「それ何の話?」

友人が突っ込んでくる。
無理もない、私だってそんな気で口にしたわけじゃない。

「ほら、学校のすぐそばに小川が流れてるじゃん・・・」
「そこにカメが居たんだよね」

今時期は毎日のように見掛ける。
大小様々なカメが泳いでいるのか、流されているだけなのか・・・。

「ランチにする話?」
「別に問題ないでしょ?」

・・・とは言いつつも、昼食時にしなくてもいい話だ。
でも、誰かに聞いて欲しくて仕方がない。

「そりゃ、生き物は嫌いじゃないけど・・・」
「でしょ!!」

だから、友人に話したとも言える。

「で、そのカメがどうしたわけ?」
「よくぞ聞いてくれましたぁ!」

二匹のカメが連なるように泳いでいた。
大きなカメが前で、後を追うかのように小さいカメが続いていた。

(No.933-2へ続く)

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ホタル通信 No.406

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.430 君は何番目なの?
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

比較的、多い手法の小説です。冒頭に小説の結末部分を持ってきて、ラストにそれをオーバーラップさせる手法です。

時系列で言えば冒頭に未来の結末を書き、それに向かって現在が進行し、ラストでその未来に追いついて終了します。
テクニックというほど大したものではありませんが、言わば結論を行ってから内容を掘り下げて行くパターンですね。一言で言えば、「興味をひく」ためのテクニックです。

大きな意味で“猫との触れ合い”は、もはや冬のホタルの定番中の定番と言えるでしょう。
今でも通勤する道すがら色々な猫と遭遇しています。ネタを頻繁に提供してくれる彼らに感謝ですね。ただ、多くの小説を読んで頂いた読者の方には分かると思いますが、特定の猫の話をずっと書き続けているわけではありません。理由は簡単です。その内、見かけなくなってしまうからです。

その彼らに色々と教わり、助けられています。
野良猫パワーと言いますか、毎日命の危険にさらされているはずなのにのんびりしてたり、甘えて来たり。また、反対に、人間のことなんて眼中にないようなふてぶてしい態度。どれもこれも魅力的で、毎日、彼らと出会うのが楽しみでもあります。

そんな猫との触れ合いの最高峰と呼べる小説が「No.755 vs」です。多くの方から拍手を頂いており、自分でもお気に入りの一品です。
T406
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[No.932-2]フーとハー

No.932-2

「・・・あっ!」
「ここまで来ると、逆に尊敬しちゃうわよ」

気持ちは分からなくもない。
私だって、全く“つかない”わけではないからだ。

「悩みごと?」
「まぁ・・・そんな感じね」

最近、彼氏と上手く行っていないと聞かされていた。
おそらく、ため息の原因はそこにあるのだろう。

「まぁ・・・」
「ため息、全てがダメじゃないのよ」

ため息も“つき方”次第で大きく変わる。
少なくとも私はそう思っている。

「つき方!?」
「そう!言葉を替えてみるの」

替えると言っても、“超”が付くほど簡単だ。

「なになに!?」
「じゃぁ、わざと“ついて”みせるわね!」

一旦、時間を止める・・・そして・・・・。

「フゥ~」

あえて、大袈裟にため息をついて見せた。

「・・・なにが違うの・・・その変な表情?」
「ち、違うわよぉ!」

“フゥ~”とつけば、何となく一段落したような気になる。
S932
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[No.932-1]フーとハー

No.932-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
(・・・まただぁ・・・)

「ん!?」
「なに険しい顔してるのよ?」

そりぁ・・・険しい顔にもなるだろう。

「ねぇ、さっきから、ため息すごくない?」
「えっ・・・ごめん・・・」

驚いたことに演技はないと思う。
いわゆる“クセ”は、自分では気付けないものだ。

「そんなに凄い?」

恐る恐る聞いてきた。

「そりゃもう!」

ため息自体が悪いとは思っていない。
問題は別のところにある。

「ため息を聞くと、こっちまで元気がなくなっちゃうよ」

ため息をつきたいなら、ひとりの時にして欲しい。
それなら好きなだけ“ついても”構わない。

「なんか、伝染するというか・・・」

生気を吸い取られるかのごとくだ。
ある意味、ため息が与える影響は大きい。

「ごめん、全然気付いてなかった」

そう言うと、“ハァ~”と大きなため息をついた。

(No.932-2へ続く)

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[No.931-2]家族になりたい

No.931-2

「こっちぃ!?」

見た感じ、ごく普通のウィンナーに見える。
その証拠に・・・。

「これいつもの・・・だよな?」

商品のパッケージをチラ見する。

「そうやで!」
「“そうやで!”って・・・」

いつものウィンナーがなぜ主役なのか?
全く検討が付かない。

「期間限定かなんか?」

今度は商品を手に取り、マジマジとパッケージを見つめる。
・・・が、そんな文言はひとつも書いていない。

「なにゆうてんねん、いつものやで」
「それより、見てん!」

そう言われても、いつものウィンナーが4本焼かれているだけだ。
切れ目もいつも通りだ。

「“見てん”と言われても僕には・・・」
「もぉ、しゃーないなぁ・・・」

そう言うと、ウィンナーを菜箸で並べ始めた。

「・・・はい!」
「何だよ!?“はい”って!?」

ただ、何らかの規則に従って並べたようだ。

「左右に大きなのが2本・・・」

それに挟まれるかのように、真中に小さなのが2本・・・。
S931 
(No.931完)
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[No.931-1]家族になりたい

No.931-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
(・・・ん?)

台所から、鼻歌が聞こえきた。
ただ、鼻歌というには大き過ぎるレベルだ。

「何だか楽しそうだね?」
「・・・なんかゆうた?」

朝食の準備をしているせいか、声が届かなかったようだ。
何かと台所が騒がしいからだ。

「何だか楽しそうだね!!」

意識してやや大きめの声でしゃべり直した。

「そんなに大きな声でゆわんでも、聞こえてるで」

軽いコントが始まりそうな予感がした。
まだ、朝の7時だ・・・それは勘弁して欲しい。

「どうしたんだよ、朝から?」

それを回避するには、横着せずに近付いた方が良いだろう。

「ほら、見てん!」

ウィンナーと目玉焼きを焼いている。

「おっ!美味しそうだな!」

目玉焼きの黄身が、鮮やかなオレンジ色だ。
それに、プリプリ感が半端ない。

「どこの卵?」

高級感が漂う、立派な卵だ。
僕のために用意してくれたと思うと嬉しくなる。

「いやぁ~ありが・・・」
「なに一人で盛り上がってんねん!」
「主役はこっちやで!」

そう言うと、ウィンナーを菜箸で2、3度転がした。

(No.931-2へ続く)

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ホタル通信 No.405

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.460 かばんに手紙
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性

オチを読んで「なるほど!」と一瞬は思いますが、よくよく考えると違和感がないわけではありません。

実話度はそこそこ高めで、実際にかばんに入れていたのも事実です。決して、“隠す”意図はありませんでした。
ある日、不用品を整理していたところ、それが発見されました。完全に忘れていましたので、結構、ビックリしたことを覚えています。
メッセージカードと言っても、ビッシリ何かが書かれていたわけではなく、2、3行程度の短いものでした。

もちろん、色気のある内容ではなく、記憶では引っ越ししたときにありがちな「お近くにお立ち寄りの際は・・・」程度でした。
そこに深い意味は隠されていないとは思いますが、積極的に見せるにはためらいがありました。
そのため、隠ぺいではなく、目に付かない場所に置くという感覚でカバンに入れた・・・そんな記憶がおぼろげに残っています。

オチは特にひねったものではなく、浮気の心配がない・・・ということです。ただ、どことなく違和感を感じるのが不思議です。
T405
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[No.930-2]電車を見送る少女

No.930-2

「・・・どうしたの?」
「元気ないわね・・・」

手を振る女の子を見ながら、あることを思い出していた。
それは、あまり触れられたくないことだ。

「うん・・・まぁ・・・」
「ははぁ~ん・・・さては・・・」

こういうことだけは本当に察しが早い。
これに“気遣い”が加われば最高なんだが・・・。

「子供の頃のこと、思い出してたんでしょ?」

どうやら、かいかぶり過ぎていたようだ。

「そ、そうそう!泣き虫でさぁ・・・私ぃ!」

この後は、適当に話をでっち上げた。

「あのね・・・そんな話で私が納得するとでも?」
「えっ!?」

追求する気、満々の顔だ。
くやしいけど、単に泳がされていただけだった。

「ほんとは誰なの?」
「・・・もぉ・・・言わなきゃダメ?」

あの日・・・私は決意の中、あの人の背中を見送った。
S930
(No.930完)
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