ホタル通信 No.400
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.496 EACH TIME
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
冬のホタルは超短編を売りにしていますが、その中でも特に短い小説ですね。ホタル通信を書くにあたり、読み返して気付きました。
実話度は低めですが、その昔、小説のようにレコードを借りたことがありました。仮に、レコードの発売時期に対して、リアルタイムでこれが行われていたら・・・作者の年齢がバレてしまいそうですがそのあたりの解釈は読者にお任せします。
さて、EACH TIMEというアルバム、リンクは付けませんが、良ければ検索してみて下さい。小説の内容がより身近に感じられます。
楽曲の雰囲気は、山下達郎さんのような感じですが、唯一無二の存在感が半端ありません。
男性に透明感という言葉は似合わないかもしれませんが、独特の声質も手伝ってそう感じています。
後半は時が流れ、ダビングしたカセットテープを見つけるところから始まります。
再生する装置がない・・・となると、時代は一気に“現在”に飛んでいることになりますね。再生措置を求めて実家にラジカセがないかを確認したら・・・あるものが見つかって、無事オチを迎えます。
何が見つかったか分かりますか?答えは“EACH TIME”のレコードに他なりません。つまり、返していなかったわけです。
ただ、自分の名誉のために言っておけば、この部分は創作であり、キチンとお返ししていますので。
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