[No.913-1]胸に聞いてみた
No.913-1
登場人物
男性=牽引役 女性=相手
-----------------------------
「・・・僕の?」
流れで、好きだった授業の話になった。
「まぁ、国語かな?」
「へぇ~やっぱり!」
(・・・やっぱり?)
「なんだよ、やっぱりって?」
彼女は、仲の良い同僚のひとりだ。
とは言え、それにまつわる話をした記憶はない。
「だってさぁ・・・」
「メールとかの文章がしっかりしてるもん!」
日常の連絡手段はLINEだ。
でも、時より、内容によってはメールを使うことがある。
「そ、そうかな・・・」
国語は国語でも、ある一部分の授業が好きだったに過ぎない。
「そうよ、すっ・・・ごい!読みやすい」
確かに文章を書くことは好きだった。
それが、良い結果をもたらしている可能性はある。
「とりあえず、ありがとう」
振り返ると、僕は“芸術系”を得意としているようだ。
そんな想い出が数多くある。
| 固定リンク | 0
「(037)小説No.901~925」カテゴリの記事
- [No.925-2]ロンサム・シーズンⅡ(2019.08.06)
- [No.925-1]ロンサム・シーズンⅡ(2019.08.04)
- [No.924-2]さっきのグー(2019.08.02)
- [No.924-1]さっきのグー(2019.07.31)
- [No.923-2]虹の彼方へ(2019.07.30)
コメント