[No.915-1]君の名は
No.915-1
登場人物
女性=牽引役 女性=相手
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「全然、変わってないね」
「そう?」
昔のアルバムを友人に見つけられた。
まぁ、普通に本棚に置いてあればそうもなる。
「けど・・・さぁ・・・」
「ん?なに?」
ページを前後にめくりはじめた。
何かを確認しているようだ。
「さっきから、ちょくちょく出てくるのよね・・・」
「えっ!?まさか変なモノでも写ってたの?」
友人は、いわゆる霊感を持ち合わせている。
この前も・・・。
「あのね・・・そう頻繁に見えるもんじゃないわよ」
それが逆に本物っぽい。
「これって何なの?」
写真の中の私を指さす。
いや・・・その私が寝転んでいるモノを言ってるのだろう。
「この青いやつ?」
「そう・・・名前はわかんないけど」
名前が分からず困っている。
「これは・・・ね」
(・・・あれ?)
知っているはずなのに、名前が出てこない。
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