ホタル通信 No.393
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.471 どかん
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
どかんは実在しており、それが無くなってしまったのも事実です。ただ、シチュエーションはかなり異なります。
まず、どかんがあった場所は、学校の近くではなく、家の近くでした。また、土手の下を貫通するかのような感じで、それが存在していました。
尚、貫通していると表現したものの、出口がどこにあるのかは分かりません。周囲の状況からすると出口はなく、先細りしながら地中に消えてしまっているような感じでした。
従って、中は真っ暗で、さすがにわんぱくだった私でも躊躇するような状況でした。
学校を舞台にしたのは、物語の進行がスムースに行くと考えたからです。冬のホタルは唐突に話が始まることが多いものの、あまりにも“どかん”の存在は非日常すぎます。
そのため、唐突に登場してもさほど違和感がない、子供の頃の想い出とすることにしました。
どかんがあった場所は、今は道路に変わり、その周辺も開発が進み、昔とは一変しています。
あの真っ暗などかんの先はどうなっていたのでしょうか?今でも謎のままです。
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