ホタル通信 No.392
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.498 つなぐ
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:男性
青臭い青春ドラマのようですが、実話度は高めです。このようなことが実際に起こりました。
実際は、一走目と二走目の間でバトンパスが途絶え、三走目とアンカーが立ちすくむ結果となりました。話の展開上、アンカーのみ、走れなかったことにして、喪失感を演出してみました。
今でも鮮明に覚えています。帰りの電車は、ある意味、地獄でしたね。本来、結果が良くても悪くても盛り上がるはずの大会でしたが、こんな結末を迎えるとは誰も想像していませんでした。
確かに、いつでもその危険性はあったものの、練習することでリスクを最小限に抑えてきたつもりでしたが、悪夢としか言いようがありませんでした。
この話は他人の出来事を描いたものではなく、紛れも無く作者の身に起こった出来事です。ちなみに私は、二走目だったのでバトンを貰い損ねた側でした。バトンを貰えず、受け渡しの範囲を超えてしまった時・・・脳裏に焼き付いて離れません。
尚、マネージャーは居なかったので、この部分に関しては全て創作です。
さて、突然ですが、ここで冬のホタルの秘密をひとつお話すると登場人物の組み合わせで、「男と男」は一度もありません。必ず「男と女」か「女と女」です。これが何を意味しているのか・・・。
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