[No.893-1]覚えている理由
No.893-1
登場人物女性=牽引役
女性=相手
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「あっ!?」
「な、なによ急に!?」
驚きの余り、おもわず声がもれてしまった。
「なにかあった!?」
「・・・あのね」
3時間くらい前に、地下街である男性とすれ違った。
知人ではなく、全くの他人だ。
「まぁ、私好みのイケメンだったので・・・」
かなり印象として残った。
「あなたがそこまで言うなら、相当ね」
「・・・でね、さっき、またすれ違って」
今、3時間ほど前とは全く別の場所にいる。
「けど・・・そんなことなくない?」
「同じ人とすれ違うことって」
この話には続きがある。
「実は、さっきすれ違う前に・・・」
「えっ!?もしかして、さっきで三度目?」
察しが良い友人の言葉に、だまってうなづいた。
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