[No.891-1]僕の順番~今年は~
No.891-1 [No.813-1]僕の順番
登場人物男性=牽引役
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朝、寝ざめるとすでにLINEが届いていた。
「早っ!」
時間は00:30だった。
年が明けてすぐに送ってきたようだ。
「う~ん・・・」
去年は午前中の微妙な時間帯だった。
これが僕を大いに悩ませる原因となった。
「これはこれで・・・」
僕と彼女とは単なる同僚に過ぎない。
ただ、今は遠く離れた別々の部署にいる。
「気にされている?」
年明けすぐの“あけおめ”は、親しい間柄で交わされる。
少なくとも僕はそんな認識だ。
恋人だったり、親友だったり・・・。
「僕ってただの人・・・だよな?」
あらためて自分に言い聞かせる。
「それにしても、あいかわらずだよな」
年始のあいさつはスタンプがふたつ送られてきただけだ。
ただ、彼女は普段からこんな感じだ。
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「(036)小説No.876~900」カテゴリの記事
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