« 2018年9月 | トップページ | 2018年11月 »

2018年10月

ホタル通信 No.379

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.409 アイドル
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:男性

いつも実話度は、ものの数秒で決まるのですが、今回はかなり悩みました。

主人公は、せいじゅうろうシリーズでお馴染みの“菜緒”です。
この小説、かなり自己満足な作りなので、読み手の方には余り入ってこない内容だと思います。
当時彼女は、アイドルとまでは行きませんが、それらしい活動をしていました。ただ、どちらかと言えばアンダーグラウンド寄りなため、世間からの認知度はほぼゼロだったと思います。

話は、菜緒がとあるアイドルに似ている所から始まります。これは他の小説でも度々登場したことがあります。結構、色々な人に似ていて、その代表例が石川秀美さんです。
小説上、彼女自身は気付いていない設定ですが、実際は自覚しており、似ていることは本人から告げられました。
菜緒のことについては、ホタル通信等でも紹介していますが、簡単に言えば、普通の女の子ではありません。その普通ではないことを、「もし彼女がアイドルになったとしたら?」という過程で紹介したのが今回の小説です。

ですから、書かれてある内容はほぼ事実なんですが、実際にこのような会話が交わされたわけではありません。
ラストシーンは、突拍子もないことで締め括られていますが、本気でそう考えたこともあったんですよ。
T379
web拍手 by FC2

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

[No.878-2]以心伝心?

No.878-2

「でも、良い経験になったのは間違いない」
「だね!」

あれからもう、5年の月日が流れた。

「で、話を戻すけどこの報告書は?」
「あぁ・・・そうね、読んでみて」

同僚が文字を目で追い始めた。

「・・・これ」
「暑苦しくない?」

当時、思いのたけを報告書に託した。

「そうね、自分でもそう思う」

一言で言えば、学生に毛が生えた程度の未熟な内容だ。
でも、会社に染まっていない分、思いだけは“熱い”。

「なるほどね」
「・・・そういうこと!」

以心伝心とは、まさしくこのことだ。
さすが同期だ。

「これ読んでたら、今の自分が恥ずかしくなっちゃって」

仕事に不満はない。
けど、これを見たとき、考えさせられるものがあった。

「色んな意味で臆病になってるのかもね」

失敗を恐れ、チャレンジしようとしない。

「じゃぁ、今度、一席設けるわ!」
「えっ!?そっち・・・・」
S878
(No.878完)
読み
終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
ブログランキングへ
 ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ web拍手 by FC2

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

[No.878-1]以心伝心?

No.878-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「・・・どうしたの?やけに静かじゃない?」
「そう?」

返事はしたものの、心ここにあらずだ。
それは自覚している。

「さては、また失敗でもしたな?」
「“また”ってなにさ?」

同僚には、今の私がそう見えるようだ。

「違うの?」
「そうそう失敗ばかりしてられないわよ!」

今回ばかりは、ちょっと違う理由だ。

「じゃあ、なに?」
「さっきから、ずっと黙ったままじゃない?」

落ち込んでいるとか、元気がないわけじゃない。

「・・・これ見てくれる?」
「なにこれ?」

昨日、書類を整理していたら出てきた。

「見ての通り、報告書」
「・・・これ、あの時の?」

私たちは営業部門に配属された。
配属後は、しばらく取引先の店頭応援に借り出された。

「あの時は、大変だったよね・・・」

研修扱いとは言え、現場で接客もした。
誰もが必死だったことを覚えている。

(No.878-2へ続く)

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

[No.877-2]夢を描け

No.877-2

「でも、なかなかいいじゃん!」
「“夢を描け”なんて」

正直、それくらいの文字数が限界だった。

「よほど、スペースがなかったみたいね?」
「だから、女子が・・・」

ただ、結果的にはそれが良かった。
今でもこうして忘れずに済む。

「で、夢は描けたの?」
「・・・痛いとこ、突いてくるな」

今思えば、色気づいた小学生のたわ言だった。
夢どころか、現実さえ描けていない。

「ご覧のとおりだよ」
「ふ~ん」

何となく就職して、何となく日々を過ごしている。

「今からでも遅くないんじゃない?」
「“夢を描け”ってか!?」

ドラマや映画でよくあるパターンだ。
けど、青春するような年齢でも立場でもない。

「ねぇ、二人で描いてみない?」
「・・・あっ!告白じゃないからね」

仕方ない・・・芸術の秋じゃないけど描いてみるか・・・。
S877
(No.877完)
読み
終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
ブログランキングへ
 ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ web拍手 by FC2

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

[No.877-1]夢を描け

No.877-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
小学校を卒業する時、クラスのみんなで寄せ書きを書いた。
それは卒業文集の表紙にもなった。

「へぇ~よく覚えてるわね?」
「そりゃ目一杯、考えたからな!」

中学生を目の前に、しゃれた言葉でも書こうと考えた。

「そんな年頃だもんね」
「まぁな、子供でもないし大人でもない」

少し背伸びしたい年頃だった。

「で、なんて書いたの?」
「“夢を描け”だよ」

散々考えた割には、あっさりとしたものになった。

「意外にシンプルね?」
「あぁ、自分でもそう思う」

内容までは覚えていないが、みんなそこそこ長文だった。
特に女子はウザイほど。

「そんなこと言うと女子を敵に回すわよ」
「だってそうだろ?」

ついでにイラストも書いてあったりする。

「僕のところに回ってきた頃には・・・」

ほぼ、スペースは残されていなかった。
それもあって、シンプルにせざるを得なかったのが実情だ。

(No.877-2へ続く)

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

ホタル通信 No.378

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.443 疾風のごとく
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性

定番化しつつある通勤、通学途中のひとコマを描いた小説です。
実話度が示す通り、ほぼ事実に基づいた話です。

2018年10月現在、半年から1年近く彼女を見掛けていません。
理由は分かりませんが、私の出勤時間が少し遅くなったことも原因のひとつかもしれません。
言い切れませんが、通勤や通学の時間、特に家を出る時間が決まっている人は多いと思います。もし、彼女がかたくなに家を出る時間を守っているとするならば、会う確立は当然下がってしまうでしょうね。

通勤途中にすれ違う人は山のようにいます。その中には彼女のような気になる存在も少なくありません。
通勤途中ですから、のんびり過ぎるのも考えものですが、疾風過ぎるのもチョット・・・です。彼女には悪いですが、かなり気合を入れて自転車を漕いでいるのが分かります。尚、小説上の僕は“徒歩”の設定ですが、実際は私も自転車です。ですから、相対速度が半端じゃないですね。

もう少し家を早く出れば会えるかもしれません。よく後日談的な小説も書きますので、もし彼女と会えたら発表しますね。
T378
web拍手 by FC2

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

[No.876-2]大したことがない翼

No.876-2

「けどさ、ずっとここに居たら気付かないんだろうね?」

急に、友人がまじめな表情に変わった。

「ほら、良くも悪くも染まっちゃうというか・・・」

確かに都会に住んでいるからこそ、その違いに気付く。
とは言え、都会を批判しているつもりはない。

「ほんと、そう・・・」

こんな素敵な環境も、慣れてしまえば何とも思わなくなる。

「たまに来るくらいが丁度いいかもね」
「そうね、私たちには」

別に仕事に疲れたわけでも恋に破れたわけでもない。
でも、せわしない毎日に翼を休めたくなることもある。

「翼?そんな立派なもの生えてたっけ?」
「・・・かもね」

二人で顔を見合わせて、大笑いした。

「じゃぁ・・・行きますか!」
「うん!今度は私が運転するね」

目的地に向けてハンドルを握った。

「ふぅ~、無事、家に到着!」
「お疲れさま!」

大したことがない翼でも、明日からまた飛び立てそうだ。
S876
(No.876完)
読み
終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
ブログランキングへ
 ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ web拍手 by FC2

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

[No.876-1]大したことがない翼

No.876-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「あぁ・・・空気が美味しいね!」
「ほんと、こうも違うのね・・・」

山間部のサービスエリアは特にそう感じられる。
適度に潤った、何とも清々しい空気だ。

「隣があなたじゃなかったら、もっと良かったのにね」
「それはこっちのセリフ!」

彼氏が居ない者同士の鉄板な会話だ。

「それにしても、生き返るって感じね!」

それが大げさに聞こえないから不思議だ。

「朝早く出てきて良かったね」

遠出の都合もあった。
それに早朝のおだやかな時間を過ごしたかった。

「そうね、人もまばらだし」

休憩場所もドライブの醍醐味だ。

「景色もいいもんね、ここ!」
「でしょ!?」

一面紅葉とまではいかないが、所々色付き始めている。

「いやぁ~ほんと生き返るわ!」
「さっきも聞いたわよ、それ」

けど、つい口をついて出てきてしまう気持ちは分かる。

(No.876-2へ続く)

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

[No.875-2]「ふ」から始まる友達

No.875-2

「・・・名簿が関係してるってことでしょ?」
「そうなんじゃないの?」

私もそうは思っている。
なにかにつけ、名簿順でことが進むことが多かったからだ。

「うん、単純に考えたらそうよね」
「一緒の班になったりすることも多かったし」

ただ、不思議なことに中学や高校ではその傾向が見られない。
それどころか、“ふ”から始まる友達はひとりも居なかった。

「そもそもクラスに居なかったとか?」
「ううん、居たよ」

特に高校の時は、覚えているだけでも4人は居た。
それに、名簿順で事が進むのは高校でも同じだった。

「3年間、クラス替えもなかったし」

よほど馬が合わなかったのかもしれない。

「子供の頃と多少大人になってからじゃ、違うんじゃない?」

なにが?と突っ込みたくなる。
でも、言いたいことは何となく分かる。

「まぁね・・・実際、あなたも“ふ”じゃないし」

目の前の友人は、“ふ”とは縁遠い苗字だ。

「それはどうかな~」
「まさか、ミドルネームでもあるの!?」

冗談だと思うが、相変わらず不思議ちゃんな友人だ。
S875
(No.875完)
読み
終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
ブログランキングへ
 ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ web拍手 by FC2

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

[No.875-1]「ふ」から始まる友達

No.875-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
昔のアルバムを整理している時だった。
ふと、あることに気付いた。

「そうそう!整理する手が止まっちゃうのよね~」
「そうじゃなくって・・・」

“アルバム整理あるある”のことを話したいのではない。

「よくよく考えたらね・・・」

今までの友達の名前を思い浮かべてみた。
すると、ある特徴があることに気付いた。

「みんなイケメンとか?」
「あのね・・・今と同じにしないでよ」

否定したものの自爆している。
ここはサラッと流してしまおう。

「私の苗字って、ふ・・・でしょ?」
「まじまじ言わなくても知ってるわよ」

その昔、友達にも、“ふ”から始まる人が多かった。

「幼稚園も小学校も・・・」

もちろん、“ふ”ではない人も居るが、明らかに偏りがある。
五十音ありながらも。

「偶然と言えば偶然なんだけど」
「でも、それってアレでしょ?」

友人が言いたいことは分かっている。
たぶん、私と同じ考えだからだ。

(No.875-2へ続く)

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

ホタル通信 No.377

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.458 プチ家出
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性

実話度が示す通り、書いてあることはほぼ事実です。明らかに
“家出”との意識を持って家を飛び出していました。

ただ、そのまま戻って来ないわけではなく、これもまた明らかに戻ってこようという意識を持っていました。世間ではこれを家出とは呼ばないと思いますが、自分の中では単なる外出とは違っていました。
小説に書いてある通り、悔しさをおさめようとする行動が家出でした。そこに身を置くことで母親に対して「してやったり!」という無形の反抗をしていたのかもしれませんね。当時から少し短気な一面があり、これも少なからず影響していると思います。

後半のお菓子を買う話も実話で、色々調べましたが、お菓子の名前を探し当てることはできませんでした。
パッケージは筒状だったので「ジューC」、味や食感は「ハイレモン」に近いことを記憶しています。それを最寄り駅の売店で買い、電車に揺られてデパートを目指しました。ただ、所持金は電車賃程度しか持っていなかったので、ウロウロしながら時間を潰してから帰っていました。

ラスト付近は創作です。一言で言えば「家出がバレていた」ということですが、もしかしたら本当にバレていたのかもしれませんね。
T377
web拍手 by FC2

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

[No.874-2]まわりくどい話

No.874-2

「で、何だよ?」
「何って何よ?」

やや、逆切れ気味に返してきた。

「だから、“甲羅干し”の話だよ?」
「そ、それはねぇ・・・」

何とも煮え切らない態度だ。

「単なる世間話よ」
「今朝、見たままを話しただけ!」

(はぁ?)

女子特有の特に意味がない話だ。
聞かれたら女子を敵に回しそうだけど。

「だったら、もういい?」

わざわざ呼び止めたくせに・・・これだ。
さっきから友達を待たせている。

「待ってよ!もう・・・」

これ以上、話に展開があるとは思えないが。

「ほら、人間も日光に当たらないといけないよね?」
「・・・だから?」

言い放った瞬間、意を決したような表情に変わった。

「つ、つぎの日曜日、日光に当たりに行かない!?」

デートのお誘いだということに、しばらくしてから気付いた。
S874
(No.874完)
読み
終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
ブログランキングへ
 ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ web拍手 by FC2

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

[No.874-1]まわりくどい話

No.874-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「“甲羅干し”って、知ってる?」

案外、答えに困る。
知っていると言うより、見掛ける程度のレベルだ。

「亀・・・だよね?」
「そうだよ」

甲羅干しについて聞かれたことは初めてかもしれない。
これから先も、そう何度も聞かれることはないだろう。

「・・・飼ってないよね?」
「もちろん!逆に爬虫類は苦手・・・」

それなら、なぜこの話題なんだろうか。

「ほら、学校の近くにさぁ・・・」

確かに小川が流れている。
特別、綺麗な川ではないものの生き物で溢れている。

「亀も居るんだよね」
「知ってるよ、今時期、特に多いんじゃない?」

最近、甲羅干ししている亀を頻繁に見掛ける。

「日光に当たらないとダメなんだって」
「詳しくは知らないけど」

知らないくせに、あえてその話題を振ってくる。

「まさか・・・捕まえて来て欲しいとか?」
「だから、苦手だって!」

正直に言えば、僕も苦手だ。
でも、女子の手前、それは隠しておこう。

(No.874-2へ続く)

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

[No.873-2]曖昧な恋

No.873-2

「逆にそんな曖昧なレベルでいいの?」
「うん!」

余計に危険な香りが強くなってきた。

「・・・それなら、小2かな?」
「間接的に、恋らしきものを知ったから」

積極的に好きになったのではない。
友達がその女子を好きになったことで、心がモヤモヤした。

「その時、好きなんだと気づいたんだ」

いわゆる嫉妬心だ。
友達に“気付かされた”と行ってもいい。

「その女子、マドンナ的存在やったやろ?」
「えっ!?よ、よく分かるね!?」

それに繋がる話はしていないはずだ。

「だいたい、そんなもんやろ?小学生は」
「あはは・・・かもな」

でも、何事もなく、時は過ぎて行った。
好きだったけど初恋とは違う・・・自分ではそう分析している。

「だから、初恋は中1の時」
「・・・こんな話でいいの?」

何が知りたいのだろう。
特別、隠していたということでもないのに。

「なぁ、うちはどないなん?」
S873
(No.873完)
読み
終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
ブログランキングへ
 ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ web拍手 by FC2

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

[No.873-1]曖昧な恋

No.873-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「え?・・・初恋はいつかって?」

何の脈略もなく、話題が飛び出てくる。
だから、女性は怖い。

「えぇっと・・・」

ここは良く考えてから答えた方がいいだろう。
何となく危険な香りがする。

「中学1年の時かな?」
「遅っ!」

間髪入れずに、突込みが入る。

「そうかぁ!?」
「それ、リアルなやつやん!」

(・・・リアル?)

「どういう意味?」

包み隠さず、正直に答えているつもりだ。

「なんていうか、もっとお茶を濁した初恋」
「お茶を濁す?」

つまり、もっと曖昧な初恋と言うことだろうか。
一般的には、こっちの方が突っ込まれる。

「ほら、アイドルがよくゆう・・・・」
「“私はぁ~幼稚園かなぁ~”ってやつ!」

らしくない口調でしゃべり始めた。
どうやら、アイドルを真似ているようだ。

(No.873-2へ続く)

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

ホタル通信 No.376

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.486 運動会と伝統
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

話のきっかけが、「運動会」なのか「おにぎり」なのか、はっきりとは覚えていません。

近所に小学校があり、定番の音楽と共に運動会が実施されていたのは事実です。おそらく、きっかけは「運動会」だったと思います。それに、運動会そのものの話題で話を展開して行こうとしていたようです、自分で言うのも変ですが。
ただ、話の流れで「競技中に、チラチラ見たりしなかった?」のセリフが登場したことで、昼食を経由して「おにぎり」の話題に行き付いた感があります。

実際、実家ではおにぎりと言えば「俵型」で、三角のおにぎりを食べた記憶がありません。
今は逆に俵型を食べる機会が少ないため、運動会の思い出のひとつである昼食の話題が突如わいて出てきたようですね。
たかがおにぎりですが、自分の中では結構な存在感があります。
運動会をはじめとして、行楽の時には俵型のおにぎりが、そっと寄り添っていました。
食としての思い出と言うより、母親の愛情をおにぎりを通じて間接的に感じていたのでしょうね。

地域によっては、そろそろ運動会のシーズンです。ホタル通信と共に、色々と思い出が蘇ってきそうな今日この頃です。
T376
web拍手 by FC2

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年9月 | トップページ | 2018年11月 »