« [No.871-1]思い付かない選択肢 | トップページ | [No.872-1]雨男の彼女だけに »

[No.871-2]思い付かない選択肢

No.871-2

「さて・・・と・・・」

まず、ページ数を確認する。
この時点で、弱腰の自分が見え隠れしている。

「20ページ読んだとしたら・・・」

それでも、10日ほど掛かる。
ただ、あくまでも毎日読んだ場合だ。

「う~ん・・・・」

うなってみても始まらない。
けど、うなりたくもなる。

「とにかく・・・毎日、少しでも刻んで行こう!」

1ページだけでも刻んで行けば、いずれ読み終えられる。
長い道のりだけど、今日から始めよう。

「じゃあ、記念すべき1ページ目は・・・」

あれから、約3週間が経過した。
何とか予定通りに読み終えることができた。

「明日の社内便で送り返すね」
「うん、わかった」

実用書だけに、知識の幅が広がった気がする。
頑張って読んだ甲斐があった。

「勉強になったよ」
「ちゃんと読んだのね、偉い偉い!」

(・・・そうか!)

“読んだふりをする”という選択肢を思い付かなかった。
S871
(No.871完)
読み
終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
ブログランキングへ
 ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ web拍手 by FC2

|

« [No.871-1]思い付かない選択肢 | トップページ | [No.872-1]雨男の彼女だけに »

(035)小説No.851~875」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: [No.871-2]思い付かない選択肢:

« [No.871-1]思い付かない選択肢 | トップページ | [No.872-1]雨男の彼女だけに »