« [No.869-1]敏感なのか鈍感なのか | トップページ | [No.870-1]宇宙人の話 »

[No.869-2]敏感なのか鈍感なのか

No.869-2

「あの時計は・・・だし、微かな香水も好印象ね!」

偶然近くにいたのか、近づいたのかはあえて聞かない。

「でも、悩み事でもあるのかな~?」
「どうしてですか?」

先輩曰く、時より、険しい表情を浮かべていたらしい。

「よく気付きますよね!?」
「でも、目は燃えてたわよ!」

どうやら、相当近い距離に居たようだ。

「そ、そこまで・・・」
「何か大きな仕事を任されてるんだわ!」

普通の人なら、単なる妄想で終わる。
でも、先輩の場合、あながちそうとも言えない。

「カバンからすると営業ね」
「良い感じに使い込まれてるから」

観察力と言うか、何かを敏感に感じ取る能力は高い。
逆にこれがなければ、単に面倒な先輩で終わる。

「彼女は・・・多分いないね」
「それまで分かるんですか!?」

何度も言うが、何かに“気付く”ことに長けている。

「明日もイケメンを見つけるぞ!」

ただ、そのわりには、ウンザリしている私には気付いてくれない。
S869
(No.869完)
読み
終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
ブログランキングへ
 ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ web拍手 by FC2

|

« [No.869-1]敏感なのか鈍感なのか | トップページ | [No.870-1]宇宙人の話 »

(035)小説No.851~875」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: [No.869-2]敏感なのか鈍感なのか:

« [No.869-1]敏感なのか鈍感なのか | トップページ | [No.870-1]宇宙人の話 »