ホタル通信 No.375
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.433 3つの願い事
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性
うそのような本当の話です。今でも少し、神秘的な力を信じてい
ないわけではありません。
ただ、事実はこうです。一度に3つの願い事をしたのではなく、
毎年1つ願い事していました。毎年と言っても、具体的なお願い
をしたのは2年、つまり2回だけでした。
そして、その2回の願い事がほどなくして叶いました。ひとつ目が
「自転車が欲しい」、ふたつ目が「あの人と付き合いたい」でした。
これは小説の通りです。
願いが叶ったことは、もちろん単なる偶然です。冒頭、神秘的な
とは書きましたが、本気でそう思っているわけではありません。
ただ、どちらも自分の力だけで叶うものではなかっただけに、当
時は結構、信じていました。
実はこれに味をしめて、3回目の願い事をしようかと計画は立て
ていました。そう遠くない場所にあったので、その気になれば年
1回とは言わず、毎日通うことも可能です。でも、そこは信心深く
ない私でも“ずうずうしい”と感じていたので、年1回にかけること
にしました。
で、その3回目ですが、結局、そこを訪れることなく、私は実家を
離れました。3回目の願い事も女子には在りがちな内容ですが、
あえて隠しておきます。
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