ホタル通信 No.367
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.372 誘った夜
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性
この小説は「No.371 誘われた夜」の続編です。数ある続編の中でも際立って関係性が深い話です。
結局、あの日は何もなく、そこから1週間経過した頃、少しソワソワし始めました。小説の通り、今度は僕が彼女を誘うべきかどうか迷っていたからです。
彼女が僕からの連絡を待っている可能性はゼロではありませんが、空振りに終わるとそれはそれでショックもあります。それでも意を決して“誘った”のが今回の小説です。
正直に言えば、低俗な期待を持っていました。ただ、本当にそうなってしまうと、それはそれで問題でした。実話度100%ですから書いてある通りの内容です。幸か不幸か、結果的に彼女から誘いを断られました。
夜遅くに、恋人でもない、ましてや友達でもない、同僚程度の男を家に招き入れた真相は、今でも謎のままです。当時の心境を彼女に聞くことはこれから先もないと思いますので、永遠の謎として心の中にしまっておきます。
最後に、ラストの3行はなかなかお気に入りのフレーズです。
小説っぽいと言う意味でも、僕の落胆ぶりを上手く表現したと言う意味でも。
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