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2018年7月

[No.857-1]半々な気持ち

No.857-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
偶然にも実家の近くに出張することになった。
仕事人生の中でも、かなりレアなケースだ。

「・・・浮かない顔じゃん?」
「久しぶりの実家だったんでしょ?」

どうやら顔に出るタイプらしい。
今まであまり気付かなかった。

「まぁ・・・そうだけど」
「・・・あぁ、なるほどね!」

こんな短い会話で、何かを感じ取ったらしい。

「やっぱり、言われるよね~」
「分かる、分かる!」

ひとりで何やら納得し始めた。
同僚の表情を見れば、何となく察しはつく。

「どうせ結婚のことでしょ?」
「違うの!?」

確かに、帰るたびに言われてはいる。
ただ、帰らなくても言われている。

「違わなくもないけど、ちょっと・・・ね」

嬉しくもあり、悲しくもある出来事があった。

「うわぁ・・・なんだかコメントしにくい話のようね」
「大した出来事じゃないのよ・・・でも・・・」

距離と言うか、時間を感じさせる出来事には違いない。

(No.857-2へ続く)

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ホタル通信 No.368

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.401 水なす
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:男性

1話から399話の紹介が全て終わり、いよいよ400話以降の紹介となります。尚、せいじゅうろうシリーズは意図的にホタル通信では紹介していません。

さて、実話度は低めですが、主人公?である水なすの話は事実です。後半の冒頭付近は、自分でも何を書いているのかよく分からない展開になっていますので、ご了承ください。
水なすの存在は知ってはいたのですが、食べたことは今まで一度もありませんでした。

ある時、「水なすが美味しい」それも「考えが変わるほど」とある人から聞かされ、それなら・・・と行動に移した話です。
内容が内容だけに、面白みに欠ける話に仕上がりそうな雰囲気があったので、多少コミカルさを狙いました。
話はそれますが、実際食べてみると、確かに考え方が変わるほど美味しかったのは事実です。浅漬けにして食べると、みずみずしさが半端ではありません。
水なすと言うくらいですから、果汁ならぬ野菜汁とでも言えば良いのでしょうか?ジューシーさは感動ものでした。

話を戻せば、そんなこんなな感動が小説のきっかけです。そこにコミカルさを加えました。とは言え、ラストの出来栄えは、イマイチです。
T368
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[No.856-2]売物件

No.856-2

「さすがに色々考えたよ」

かなり高齢に見えた。
何かあってもおかしくはない。

「そうね・・・長期入院だってあるだろうし」
「変な言い方だけど、逆にそう願ってた」

また、帰って来てくれるのだと・・・。

「一度だけ・・・声を掛けられたことがあったんだ」

いつも通り、家の前の通過しようとしていた時だった。
“おはようございます”と声がした。

「僕に言ったのかどうか分からないけど」

状況からすれば、僕の可能性が濃厚だった。

「予期してなかったし、自転車だったので・・・」
「そのまま素通りした・・・と?」

今度会ったら、声を掛けようと、軽い気持ちで走り去った。

「そしたら、今日・・・」

家のフェンスに“売物件”の看板が取り付けられていた。
それを見た瞬間、全てを悟った。

「そっか・・・」
「だから、心残りで」

もう、声を掛けることはかなわない。

「家の前を通るだけでも、嬉しかったんだと思うよ」S856
(No.856完)
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[No.856-1]売物件

No.856-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
それが最悪の事態だとは思っていない。
誰しもそれからは絶対に逃れられないからだ。

「・・・売物件?」
「ほら、以前、話したことがあっただろ?」

通勤の途中に、ある家の前を通る。
その時、必ずと言っていいほど、お婆ちゃんを見掛ける。

「確か・・・デイサービス待ちとか・・・」
「多分ね」

そのようなサービスを受けている瞬間を見たわけじゃない。
ただ、経験上、そう見える。

「玄関で座ってたり」
「近くをウロウロしてる時もあったな」

明らかに何かを待っている仕草だった。
よそ行きの恰好が一層、そう思わせた。

「僕も時間には正確なほうだから」

家を出る時間はほぼ同じだ。
道中、信号待ちがあったとしても、そう大きくは変わらない。

「自転車だよね?」
「そう・・・だから、家の前をただ通過するだけなんだけど」

毎日、顔をあわせていると何となく気になってくる。

「それが・・・数か月前から見掛けなくなって」

数日なら気にはならない。
今までも、何度かあったからだ。

(No.856-2へ続く)

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[No.855-2]マメな私

No.855-2

「そうかしら?」

友人が話を長引かせる。

「そうよ、ゴーヤなんて・・・」
「基本、放っておいても大丈夫なんだから」

さっきの心の声を口に出した。

「マメじゃない私にピッタリよ」
「あはは!」

友人が笑い出した。
絶対、笑うところじゃないのに。

「な、なによ!?」
「だって、さぁ・・・」

まだ、笑いが止まらなさそうだ。

「さっきの釣り人と一緒ね!」
「釣り人?」

自分で例え話を出しておきながら、いまいちピンとこない。

「まぁ、深く考えないで」
「ちょっと教えなさいよ!?」

なんだか馬鹿にされているように聞こえなくもない。
とにかく答えを聞かないと気持ちが悪い。

「あら?放っておいても大丈夫だったんじゃない?」
「それはゴーヤ!」
S855
(No.855完)
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[No.855-1]マメな私

No.855-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
今年は例年になく、始めるのが遅かった。
なぜかしら、ベランダに足が向かなかったからだ。

「今年はなに育てるの?」

何年も続けば、逆に友人の方が気に掛けてくれる。

「今年もゴーヤだよ」
「好きだね~あんな苦いやつ」

正直に言えば、ゴーヤ自体はそんなに好きではない。
ただ、家庭菜園には適した素材だ。

「まぁ・・・ね」

極端に言えば、水さえ気を付けていれば良い。
後は、放っておいても構わない。

「それにしてもマメだよね?」
「そ、そうかな・・・」

さっきの心の声を聞かせたら驚くだろう。
別に、家庭菜園をする人がマメだとは限らない、少なくとも私は。

「違うの?」
「ほら、釣りが好きな人って・・・」

短気が多いと聞く。

「確かに、そう言われるよね」

つまり、気性はそれほど関係ない。
あったとしても、別のところで影響してるのだろう。

「早い話、マメじゃないと言いたいのね?」
「そういうこと」

随分と話が脱線してしまった。

(No.855-2へ続く)

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ホタル通信 No.367

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.372 誘った夜
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性

この小説は「No.371 誘われた夜」の続編です。数ある続編の中でも際立って関係性が深い話です。

結局、あの日は何もなく、そこから1週間経過した頃、少しソワソワし始めました。小説の通り、今度は僕が彼女を誘うべきかどうか迷っていたからです。
彼女が僕からの連絡を待っている可能性はゼロではありませんが、空振りに終わるとそれはそれでショックもあります。それでも意を決して“誘った”のが今回の小説です。

正直に言えば、低俗な期待を持っていました。ただ、本当にそうなってしまうと、それはそれで問題でした。実話度100%ですから書いてある通りの内容です。幸か不幸か、結果的に彼女から誘いを断られました。
夜遅くに、恋人でもない、ましてや友達でもない、同僚程度の男を家に招き入れた真相は、今でも謎のままです。当時の心境を彼女に聞くことはこれから先もないと思いますので、永遠の謎として心の中にしまっておきます。

最後に、ラストの3行はなかなかお気に入りのフレーズです。
小説っぽいと言う意味でも、僕の落胆ぶりを上手く表現したと言う意味でも。
T367
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[No.854-2]根はいい子

No.854-2

「落ち着いた?」

コクリ、と小さくうなづいて見せた。

「ごめんな、応戦しちゃって」
「ううん、私の方こそ・・・」

いつだって、彼はやさしい。

「僕だって、そんな時があるかもしれないし」

彼が私に寄せてくれた。

「本当にごめん・・・自分でも良く分からなくて」

女子特有のアレから来ているものでもない。
とにかく、ここ最近、いつも気持ちがモヤモヤしている。

「じゃぁ・・・遠出でもするか?」
「今週末は、ドライブ日和だし」

申し出はとても在り難いし、そうもしたい。
ただ・・・。

「・・・」
「大丈夫だよ」

私の気持ちを察してか、彼が声を掛けてくれた。

「音楽でも聞いていればいいよ・・・ボンヤリと」
「うん・・・ありがとう」

普通なら、愛想を尽かされても、おかしくはない状況だ。
自分の理不尽さを理解しているからだ。

「でも、どうしてこんなにやさしくしてくれるの?」
「根はいい子だと知ってるからさ」
S854
(No.854完)
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[No.854-1]根はいい子

No.854-1

登場人物
女性=牽引役  男性=相手
-----------------------------
最近、彼と口喧嘩が絶えない。
今だって、何だか雲行きが怪しくなってきた。

「どうしたんだよ、最近!?」
「・・・どうもしないわよ」

とは言え、間違いなくイライラしている私がいる。
ただ、その理由は自分でも分からない。

「ほら・・・その言い方・・・」

彼もやんわりと応戦してくる。
理不尽であったとしても、一歩引いて欲しいのが本音だ。

「分かってるわよ、自分でも」

彼と上手くいってないわけではない。
けど、年齢と共に、色々と考えることが増えてきた。

「悩み事でもあるの?」
「そうじゃないけど・・・」

特段、大きな悩み事を抱えているわけじゃない。

「それなら、どうして・・・」
「・・・ごめん」

ちょっとした行き違いで、大ごとになる。
昔なら、笑い飛ばせたような小さなことでも。

「とにかく、一旦、落ち着こうよ」
「・・・そうする」

アイスコーヒーを一気に半分まで飲み干した。

(No.854-2へ続く)

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[No.853-2]かわいさアピ-ル

No.853-2

「アピールしてない?」
「・・・かもな」

相変わらず僕らをじっと見つめている。
時より、小刻みな動作を加えながら。

「かっわいいぃ~!」
「ねっ!あげていいでしょ?」

人に慣れているからと言っても、さすがに気になってしまう。
確かに、アピールしているようにも見える。

「仕方ないなぁ・・・」

ポップコーンを小さくちぎって、目の前に放り投げた。
僕らもまだ食べていないというのに。

「ついばみ始めたよ!」

小さくしたつもりだったが、まだ大きすぎるようだった。
でも、上手に食べ始めた。

「問題はここからなんだよな・・・」

予想通り、これを見ていた他の連中が続々と集まってきた。
こうなると、もう、多勢に無勢になる。

「ハトも!?」
「カラスも来たよ」

ある意味、ベンチ前は修羅場と化した。
こうなると、多少、ばら撒いたほうがいいだろう。

「あげるから、ちょ、ちょっと待って!」
「じゃ、まずは私からねっ!」

隣にも、かわいさアピールする生き物が居た。
S853
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[No.853-1]かわいさアピ-ル

No.853-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「見て!見て!」

少し離れたところに、スズメが集まりだした。

「もしかして、狙いはこれか?」
「多分、そうだろうね」

ポップコーンをほうばるためベンチに腰かけた。
その途端の出来事だった。

「ちょっと、あげてみようよ!」

あいつらの行動は承知している。
一度、味をしめると何度でもねだってくるだろう。

「よせよ、面倒だろ・・・」

彼らには付き合っていられない。
この後どうなるか、先は見えている。

「えぇ~でも・・・ほら見てよ!」

言われなくても、見ている。
徐々に距離を詰めて来ているからだ。

「あら?この子・・・」

一匹のスズメが僕らの目の前まで寄ってきた。
そして、僕らをじっと見つめている。

「目がウルウルしてる・・・」
「冗談だろ!?見えるのか・・・」

でも、そんな感じに見えなくもない。

(No.853-2へ続く)

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ホタル通信 No.366

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.371 誘われた夜
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性

数ある小説の中でも、ひときわ艶っぽく、緊張感がある小説です。
次回のホタル通信では、続きに相当するNo.372を紹介します。

少し時系列を整理しておきます。前半に二つ@が入っていますが、流れとして、今から1週間前に話を戻し、そしてまた今に戻ってくるような意味で入れています(詳しくは「お知らせ」の小説の楽しみ方をご参照ください)

さて、実話度はほぼ100%です。
駆け引きというほど大袈裟なものではありませんが、その時はかなり緊張していたことを覚えています。
恋人でもないし、特別親しい友達でもない・・・同僚に毛が生えた程度の関係でした。ただ、二人とも札幌から大阪へ転勤してきたこともあり、同郷のつながりは大きかったと思います。
札幌では同じ職場で働いていましたが、特別、親しいわけではなく転勤を機に距離が縮まったのは間違いありません。

その彼女は今、どうしているのか・・・と言うと、今でも付き合いはあります。濃くも薄くもなく、今でも度々、冬のホタルに登場してくれるひとりです。
今、彼女は札幌に戻っています。電話で話すことはないのですがLINEでは繋がりがあり、ほぼ毎日、スタンプでやりとりしています。
99.9%は写真やスタンプで、文字を送ってくることはほとんどありません。考えすぎかもしれませんが、もしかしたら・・・。
T366
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[No.852-2]昔見た景色

No.852-2

「それが、今じゃ・・・住んでるんだもんな」

数年前に、転勤でここに来た。

「なんだか分からないような、分かるような話ね」

同じ景色を、違う立場で見ている。

「当時はよそ者感覚だったけど」
「今は住民だもんな」

特別、何かが変わったわけではない。
けど、言葉では言い表せない何かがある。

「だから、不思議なんだよ」

時々、景色を見ながらそんなことを考えていた。

「誰かに聞いて欲しかったのかもね?」
「・・・かもな」

だからと言って、あえて口にしたわけじゃない。

「私もそんなふうに思うようになるのかな?」

彼女も僕ほどではないが、度々ここを訪れている。
言うなれば、かつての僕と同じだ。

「ここの住民になれば、そうなるかもな」
「・・・そうね」

遠距離恋愛が終わった時、彼女に聞いてみよう。
S852
(No.852完)
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[No.852-1]昔見た景色

No.852-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「不思議なもんだよな・・・」
「なにが?」

独り言のつもりが、しっかり聞こえていたようだ。

「いや、その・・・」

独り言のつもりだけに、答えを用意していなかった。

「独り言だった?」

逆に彼女が気を利かせてくれた。

「う、うん・・・ごめん、つい・・・」
「いいけど、珍しいわね?」

それは当たっている。
普段から、ぶつくさと独り言をいうタイプではないからだ。

「窓の外を見てたらさ・・・」

ちょっと、不思議な感覚に陥った。

「昔、出張でよく来てたんだ、ここに」
「・・・で、この電車からよく外を眺めてたんだ」

とは言え、別に深い意味はない。
ただ、ぼんやりと景色を見ていただけだった。

「そう言えば・・・」
「出張が多かったって嘆いてたもんね」

特に、ここ大阪は幾度となくなく訪れた。

(No.852-2へ続く)

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[No.851-2]オクトーバーフェスト

No.851-2

「そう言えばさぁ・・・」
「なんで、行くようになったんだっけ?」

ふと思った。

「・・・えっ・・・と・・・」
「何でかな?」

繰り返しになるが、私も友人もアルコールには興味はない。
だから、普段は飲み歩くこともない。

「どっちが誘ったんだっけ?」
「どっちだろう・・・」

かれこれ7~8年前の話だ。
覚えてなくても無理はないだろう。

「まぁ・・・いいじゃん!」
「なにか問題があるわけじゃないし」

それはそうだ。
今更、きっかけを思い出したところで、何かが変わるわけでもない。

「でもさぁ、これのお蔭で仲良くなれたよね」
「それは言えてる!」

本音で色々、語り合えた。
仕事のこと、恋愛のこと・・・。

「真昼間・・・だけどね」
「あはは!そうそう!」

会場には、生演奏の軽快な音楽が流れていた。
黒ビールよりもどんよりした私たちを尻目に。
S851
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[No.851-1]オクトーバーフェスト

No.851-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
今年もそれがやってきた。
いまや自分の中で定番化している。

「行くでしょ?」
「もちろん!」

聞くまでもないが、一応、確認してみた。

「来週からだっけ?」
「そうだよ、今月いっぱいまでやるよ」

私も友人も、普段から飲み歩くタイプじゃない。
ただ、これだけは別だ。

「今年は、色々なビールを飲んでみない?」
「いいね、それ!」

別にインスタ映えを狙っているわけじゃない。
純粋に、色んなビールを味わいたいだけだ。

「カクテルビアって言えばいいのかな?」
「あのカラフルなやつでしょ?」

普段から飲まないだけに、知識は薄い。

「去年は、赤とか緑とか、あったよね?」

今まではずっと、黒ビール派だった。
でも、実はカラフルなビールに興味津々だった。

「楽しみぃ~!」

週末は天気も良いみたいだ。

(No.851-2へ続く)

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