[No.826-1]真夜中のお疲れさま
No.826-1
登場人物
女性=牽引役 女性=相手
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「ねぇ、まだブログ続けてるの?」
「えっ・・・まぁ・・・」
まるで、悪いことをしているかのような口調だ。
「時代はインスタでしょ!?」
いつもの独断と偏見が始まった。
「そのインスタも1ヶ月しか、もたなかったでしょ?」
「失礼ね!“1ヶ月も”もったのよ!」
確かに、友人にしてみれば最長記録だ。
ツイッターは1週間だった。
「ブログなんて、1回だけでしょ?」
“始めます”の挨拶記事が、最後となった。
ただ、いずれも流行に敏感だったことだけは誉めてあげよう。
「だって・・・案外、ネタがないんだもん!」
それは分からなくもない。
ありそうでないのが、ブログのネタだ。
けど、友人の飽きっぽさは、まさに国宝級だ。
「ところで、拍手はもらえてる?」
「まぁ・・・そこそこね」
正直、閲覧数は少ない。
万人受けするわけでもなく、自己満足で公開しているからだ。
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