ホタル通信 No.349
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.265 菜の花
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性
もちろん、話のきっかけはあるのですが、実際に二人が会話した事実はないので、実話度はゼロにしました。
特に意味も無く花を摘む・・・小さい頃はこんな行動が多かったと思います。意味がないわけですから、後先は何も考えていません。摘んだ後は、多分、捨てていたんでしょうね。
実家のすぐそばに大きな川が流れており、川沿いの土手には毎年、黄色が鮮やかな菜の花が咲いていました。私にとってはとても身近過ぎて、大袈裟ですが空気のような存在でした。
ある時、久しぶりに菜の花を見掛けたことで、記憶がよみがえりこの小説へと繋がりました。
本当はもう少し、ノスタルジックな内容になるはずだったのですが、時を同じくして、“菜の花のお浸し”を食べたことで方向性が変わりました。つまり、先にオチが決まり、それに肉付けして行った関係で、このような話になりました。
比較的、初期の作品なので、今よりも自己満足感が満載ですが当ブログのテーマでもある“日常感”は今よりも魅力的です。
この記事を書いていると、菜の花を見に行きたくなりました。
目に飛び込んで来る鮮やかな黄色と、風に吹かれた草花のざわめきだけしか聞こえない、そんな場所に。
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