ホタル通信 No.342
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.361 続・成長
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性
続編の意味としての“続”がタイトルに付く小説は、これを含めて3話あります。
通勤や通学、その他諸々において、人とすれ違う一瞬をヒントにした小説は多々あります。ある意味、定番化していると言っても過言ではありません。
ただ、作者の情報を曖昧にするために、時には通勤にしたり、ある時には通学にしたりと、シチュエーションは様々です。
見覚えのある顔なのに、なぜか違和感を感じた・・・が、小説のきっかけとなりました。
その理由として、私は“化粧をしていたから”と判断し、彼女も同意はしてくれたものの、その濃さについて見解が分かれたようなラストを迎えます。結果的にこの小説は、男女の見方や考え方の違いを表現したものと言えます。ただ、最初からそれを狙って書き始めたのではなく、いつものごとく、たまたまそうなったに過ぎません。
“化粧が濃くなったこと=成長”と位置付けていますが、もう少し深い意味を持たせています。
今回の対象者がOLであれば、失礼にあたるのでこのような小説は書かなかったと思います。あくまでも、学生がぎこちなさからつい化粧が濃くなってしまった・・・というニュアンスも含ませています。
とは言え、今の時代、学生と言えども化粧は上手なので、私の考えはもう過去のものでしょうね。
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