[No.797-2]避けるのが上手い
No.797-2
「目の前の弾を避けるだけじゃなくて・・・」
彼がテクニックを語り始めた。
「避けた先の先も見据えておかないと」
「・・・追い詰められるんでしょ?」
彼が驚いた顔をしている。
「・・・詳しいな?」
「あれ、話してなかった?」
ゲームは男性だけのものじゃない。
「ゲーマーなの?」
「その昔ね」
今は、スマホでぬるいゲームをたしなむ程度だ。
「・・・とか、得意だったわ」
さらに彼が驚きの表情を見せた。
「今度、一緒にゲーセンに行かない?」
シューティングゲームには、もうひとつ上達するものがある。
「いいわよ」
| 固定リンク | 0
「(032)小説No.776~800」カテゴリの記事
- [No.800-2]僕のポジション(2017.11.08)
- [No.800-1]僕のポジション(2017.11.07)
- [No.799-2]犬の目線(2017.11.05)
- [No.799-1]犬の目線(2017.11.04)
- [No.798-2]210円の切符(2017.11.01)
コメント