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ホタル通信 No.337

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.282 友だちの鏡
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

私がよく言う“商業的な小説”の匂いがしますが、実話度はそこそこ高めです。

全ての原因が仕事にあったわけではありませんが、いつも難しい顔で眉間にシワを作っていたのは小説の通りです。これを自分では気付かず、他人に指摘されて気付いたのが、小説のきっかけとなりました。
小説の後半まで「いったい何の話をしているのか」隠した状態で話を進める、冬のホタルではよく使っている手法です。
前述した通り、眉間のシワに関することは事実ですが、会話についてはほぼ創作です。いきなり、眉間のシワを指摘する話の展開よりも、やや面白おかしくした方法で、読み手の興味を惹こうと考えました。

前半、私は友だちに何を言われたか、想像できますか?
難しくない問い掛けだと思いますが、小説では描いていない真相はこうです。
私は友だちに「顔にシワがあるわよ」と言われます。私が、そこそこの年齢ならそんなに驚きもしないのでしょうが、年齢的に、20歳半ばくらいの設定にしているので、慌てて化粧室に飛び込んで、鏡を覗き込むことになります。

眉間のシワは一時的なものであったとしても、本来はない方が良いものです。友だちはそれを見かねて、ユーモアを交えて私を助けてくれた・・・というお話でした。
T337
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