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2017年9月

ホタル通信 No.334

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.249 汽笛
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

若干、設定は変えていますが、比較的、実話度は高めで、今でも胸がキュンと苦しくなる小説です。

胸がキュンとはなりますが、そんな色気のある話ではありません。
社会人生活をスタートさせたのと同時に、寮生活ではありましたが、一人暮らしも始まりました。
その寮が駅のすぐ近くにあったため、汽笛がよく聞こえました。
もともと閑静な場所だっただけに、夜になるとよりハッキリと聞こえました。
今までなら何とも思わなかった汽笛も、環境が変われば受け取り方も変わります。当時は“寂しさの象徴”として聞こえて来ました。
汽笛は駅や列車の存在を感じさせ、「今、飛び乗れば家に帰れる」と、逃げ出したい気持ちをより助長したのです。

布団に包まり、ただジッと耐えていました、大袈裟ですが。
それこそ、TVドラマや映画などで有りそうなシーンです。激しく泣くことはなかったものの、不安だらけの毎日で、涙が流れなかった日はありませんでした。寮に1週間ほど居た後に、皆、各地に配属されていきました。
ラストの「トイレだったんだ」は創作です。不安と寂しさを抱えているのは私一人ではなかったんだ・・・ということを間接的に描いてみました。
T334
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[No.789-2]今でも変わらない

No.789-2

「それより、将来の夢を読んでみてよ」
「えっ・・・と、“大きくなったら・・・”」

そこには“えかきさん”つまり、画家になりたいと書いてあった。
ただ、それは僕の夢ということになっている。

「なんで、君のカードに僕のことが書いてあるんだよ!?」

彼女のことは何も書いていない。

「夢が・・・なかったの?」
「失礼ね!ちゃんとあったわよ」

昔のこととは言え、意味が分からなくなってきた。

「はい・・・私の夢はこれ」
「えっ!?」

もう一枚、同じようなカードを渡された。

「これが私の」
「・・・私の?」

ようやく話が見えてきた。

「最初のカードは、僕の!?」
「“私のカード”って、ひとことも言ってなかったよね?」

今で言う“塩対応”も昔のままだ。

「今度は夢を読んでみてよ」

渋々、読んでみる。

「“およめさんになりたい”か・・・女の子らしいな」

それも僕のお嫁さんに・・・子供の頃のどこにでもある話だ。

「ところで今は何になりたいの?」
「今でも変わってないわよ」
S789_3
(No.789完)
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[No.789-1]今でも変わらない

No.789-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「ねぇ、子供の頃の夢ってなんだった?」
「・・・なりたかった職業ってこと?」

彼女が首を大きく縦に振った。

「何だよ、唐突に・・・」
「覚えてないの?」

“私は覚えています”という表情が憎らしい。

「ちゃんと覚えてるよ」
「定番だけど動物園の飼育員になりたかったんだよね」

生き物が好きという単純な理由からだった。
小学校では飼育係を務めていたこともあった。

「意外だね?」
「・・・なんだよ、その“意外”って」

生き物の世話する姿が想像できないとでも言いたいのだろうか。

「小学生になったら気が変わったんだ?」
「・・・気が変わる?」

彼女が意味深なことを聞いてきた。
何かを知っているような口ぶりだ。

「昨日、押入れを整理してたら・・・」

そう前置きした後に、僕の目の前でそれを広げて見せた。

「・・・なにこれ?」
「卒園する時の、メッセージカードみたいなものかな?」

そこには僕と彼女が写った写真と共に、将来の夢が書かれていた。

「よく持ってたよな、こんなの!?」
「まぁ、別に大切にしてたわけじゃないけどね」

そっけなさは、小さい頃から変わっていない。

(No.789-2へ続く)

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[No.788-2]こころのゴミ

No.788-2

「けど・・・ね」

場所が場所だけに、そう簡単には行動に移せない。

「・・・だな」
「最近は“急変”することもあるし」

天候次第で、急に濁流が押し寄せてくることもある。
小川と言えども注意が必要だ。

「それに、それなりの準備も必要だし」

陸上でゴミ拾いするのとはわけが違う。
それに人目もある。

「そこまでして、したくもないけど・・・」

ただ、この道を通るたびに、気になってしょうがない。

「案外、それが小魚とかの隠れ家になってるかもよ?」

確かにそうかもしれない。
素直に喜べないものの、その可能性は十分にある。

「そうね・・・そんな気がしてきた」

幸いにも、それ以外は綺麗な小川だ。
私が、いらぬ荒さがしをしているみたいだった。

「まるで僕と君を表しているような話だね」
「えっ・・・どういうこと!?」
S788
(No.788完)
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[No.788-1]こころのゴミ

No.788-1

登場人物
女性=牽引役  男性=相手
-----------------------------
それを見るとムズムズしてくる。

(とは言うものの・・・)

陸上とは違い、そう簡単には行動に移せない。

「・・・ゴミ?」

この手の話には多少、理解を示してくれる。

「そう、結構あるんだよね」

一見、綺麗に見えても結構ゴミが落ちている。

「ほら、見てよ」

なんらかのビンや缶が沈んでいるのが見える。

「よく気付くよな?」

確かによく見なければ気付かないレベルだろう。
ビンも缶も、周りと“同化”しているからだ。

「その気になればアチコチにあるわよ」

結構、色んなものが沈んでいる。
もはや、それが何であったのか判別つかない物を含めて。

「・・・そうみたいだな」

環境問題に対して“意識高い系”と言うわけではない。
単に、ゴミが気になるだけだ。

(No.788-2へ続く)

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ホタル通信 No.333

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.358 桜
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:男性

多少、実話の部分もありますが、ほぼ創作です。話の展開としてはありがちかもしれません。

読み手に情報が誤って伝わるよう物語を展開させて行く手法はよくやっています。今回のように桜の話をしていると見せかけて、実は自分のことを話していた・・・という具合に。

超短編小説なので、必然的に展開に関係ない情報は極力描かないようにしているので“いつ、どこで”というような時間や場所に関する描写は省略されることがほとんどです。
そのために、逆にその物足らなさを利用して、勘違いさせた上で物語を展開させることが多いように自分自身を分析します。

私が俗に言う“商業的な小説”です。
簡単に言えば、遠距離恋愛がこれから始まろうとしているまさにその瞬間を描いたものです。そこに、女性の強さを加えました。
その強さを暴風雨にさらされても、散ったり折れたりしなかった桜に例えました。
さすがに暴風雨の中で花が散らないわけはないので、大袈裟な表現も含まれていますが、そう思わせるように書いたつもりです。
T333
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[No.787-2]時代を越えて

No.787-2

「今じゃ、音楽は単なるデータだもんな」

厳密に言えば、CDもMDもデジタルデータに過ぎない。
けど、少なくとも“形”はある。

「そうね、物体として存在してるもんね」

今はネット配信で音楽が買えるし、聞くこともできる。
形は・・・無いに等しい。

「それはそれで寂しいけどな」

スマホや専用のプレーヤーにそれこそ何千曲も入る。
けど、曲の量と満足感は必ずしも一致はしない。

「何もかも便利すぎて、逆につまらないよ」

昔は、レコードやCDからテープやMDにダビングしていた。
面倒な作業ではない・・・むしろ、楽しかったくらいだ。

「この作業を含めて、“音楽”だと思う」

別に今の便利さを否定するつもりはない。
ただ、昔に比べて何かが変わった。

「けど・・・変わらないものもあるよな」
「・・・そうね」

単なるデータになっても彼女の歌声は変わらない。
これからもずっと。
S787
(No.787完)
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[No.787-1]時代を越えて

No.787-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「最初はカセットテープで聞いたな」
「音源はCDだったけど」

とあるアーティストの話題になった。

「私もそう」
「で、次はMD」

いつしか、時代はカセットテープからMDに変わった。

「MDか・・・懐かしいね!」
「音質も良くなったよな・・・好みはあるかもしれないけど」

それに、ディスクが小さいお陰で、持ち運びも楽になった。
カセットテープはケースも含めると案外かさばる。

「数枚持ち歩いても邪魔にならなかったよね」

操作性も格段に飛躍した。
特に選曲の煩わしさから解放された。

「カセットテープなら、そうはいかない」

この頃から音楽が手軽に楽しめるようになったのかもしれない。
ヘッドフォンにも個性が出始めた時期でもあった。

「でも・・・すごい時代になったよね」

今の時代、ヘッドフォンをしている人がやたら多い。
何を聞いているかは別にしても。

(No.787-2へ続く)

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[No.786-2]露先

No.786-2

「・・・これで・・・よし」

一旦、傘を閉じて、生地のキャップ部分を骨に差し込んだ。

「ね、みっともなかったでしょ?」
「そう責めるなよ」

けど、確かに言うとおりだ。
骨が一本飛び出しているだけでも、その雰囲気たるもの・・・。

「まったく・・・ここに来るまで気付かないんだから」
「仕方ないだろ?」

残念ながら、後ろに目は付いていない。

「とにかく助かったよ」
「今度から気を付けてね!」

傘をさすときは念のため確認することにしよう。
繰り返しになるが、その雰囲気たるもの・・・。

「でも・・・さぁ」
「・・・何よ?」

これも繰り返しになるが、後ろに目は付いていない。

「後ろを見てみなよ」
「後ろ?」

僕と同じ行動をした。

「じゃなくて・・・傘そのものの後ろだよ」
S786
(No.786完)
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[No.786-1]露先

No.786-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「ちょっと・・・・みっともないわよ」
「えっ!?何が?」

彼女が何やら指摘してきた。

「何がじゃないわよ・・・後ろを見て」
「後ろ?」

おもむろに後ろを振り向いた。
・・・特になにもない。

「あのね・・・コントじゃないんだから!」
「その後ろのことじゃないの!」

“じゃぁ、どの後ろだよ”と突っ込みたくもなる。

「ちゃんと伝えろよ」
「もぉ!・・・傘そのものの後ろを見て」

素直に傘そのものの後ろをみた。

「あっ・・・」
「どう?理解できた?」

傘の骨が一本飛び出ている。

「壊れちゃってる?」
「生地が外れているだけかもしれないよ」

大急ぎで、飛び出している箇所を確認した。
幸いにも、外れているだけのようだった。

(No.786-2へ続く)

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ホタル通信 No.332

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.365 ポスター
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

話の主軸である、アニメのポスターは実話です。ですが、よく読んで頂けると分かりますが、もう一枚のポスターはアニメのキャラではありません。

事実は以下のとおりでした。
彼の部屋には、アイドルのポスターはなく、あるアニメのキャラのポスターが貼ってありました。あえて隠す必要もありませんが“リン・ミンメイ”と書けば、アニメ好きではない人でも少なからずともご存知かと思います。当時のアニメは、今ほど市民権を得ていなかったこともあり、微妙な空気が流れました。
小説では話の展開上、アイドルのポスターを登場させています。

小説は以下の通りです。
私がアニメのキャラだと思っていたポスターは、彼が描いた絵であったという設定です。さらにその絵は、私を描いたものであったというのがこの小説のオチになります。
ずるいかもしれませんが、アニメのキャラだと私が勝手に思い込んでいただけで、小説の中では彼は一言もアニメのキャラだとは言っていません。

かなり前の出来事ですが、よく覚えています。もちろんポスターのこともありますが、なにしろ始めて彼の家に遊びに行ったわけですからね。
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[No.785-2]例えようがない

No.785-2

「何だろうね?」

意識して、周囲の匂いをかいでみた。
でも、やはり匂いはしない。

「その家・・・だよね?」
「あぁ、たぶん」

お世辞にも新しくないけど、それなりの歴史を感じる。
建物の歴史と言うより、人の歴史だ。

「おばあちゃんの家に似てる」

怪しまれない程度に、家の奥を覗く。
昼間だと言うのに、薄暗く独特の“うっそう感”が漂っている。

「確かにそんな感じね」

ただ、それが逆に自然体なんだ。
開けた窓から入る風との組み合わせは、最高の昼寝環境だった。

「わかるわかる!」
「だろ?」

今更ながら、このタイミングで思い出した。

「・・・話が関係のない方向に進んじゃったな」
「いいんじゃない?」

残念ながら、もう家はない。
住む人も居なくなっため処分した・・・そう母親から聞いた。

「残念ね・・・」
「でも、こうして、おばあちゃんの家の匂いをかい・・・」

唐突に答えが見つかった。
S785
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[No.785-1]例えようがない

No.785-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
心地よい風に乗り、ある匂いが僕を通り抜けて行った。

「どうしたの・・・急に立ち止まったりして?」
「・・・うん」

僕の左手に一軒の小さな家がある。
正しくは一軒屋ではなく、長屋風の建物の中の一軒だ。
風はそこから吹いてきた。

「見覚え・・・じゃなくて・・・ええっと・・・」

この場合、なんと表現すれば良いのだろうか。

「素直に“匂い覚え”とでも言えばいいのかな?」

何の匂いか思い出せない。
けど、確かに嗅いだことがある匂いだ。

「今も匂いがしてる?」

そう言うと、鼻をクンクンし始めた。

「いいや、さっきの一瞬だけ」

家の奥から吹いてきたと思う。
玄関だけでなく、どこかの窓も開けているからだろう。

「・・・一瞬だけ風に乗ってきた」

でも、強烈に記憶に残っている。
一言で言えば、とても懐かしい匂いだ。

「何かの食べ物?」
「う~ん・・・食べ物のような・・・じゃないような」

何か複雑な匂いだった。
食べ物の匂いも、若干含まれているようには感じた。

(No.785-2へ続く)

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[No.784-2]相手は誰?

No.784-2

「まだ、そんなこと言ってるの!?」
「その程度のケガで済んだから良かったものの・・・」

確かに不幸中の幸いかもしれない。
一歩間違えば大きなケガを負っていただろう。

「・・・で、その時、相手は?」
「俺を無視して、先に進んで行ったよ」

転倒している俺には目もくれずに。

「それはそれで憎らしいやつね!」
「だろ!?」

ただ、そいつとは二度と会えない。
だから、リベンジは叶わない。

「そうなの?」
「・・・残念ね」

リベンジをさせたいのか、させたくないのか・・・。
女心は理解できない。

「もし、会ったら次は負けるなよ!」
「結局、応援してくれるのかよ!?」

何ともおかしな結末になった。

「ところで、相手はどんなやつ?」
「どんな・・・って、普通の赤トンボだったよ」
S784
(No.784完)
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[No.784-1]相手は誰?

No.784-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「・・・なんだよ」
「俺と張り合う気か?」

信号が青に変わると同時に、ペダルを思い切り踏み込んだ。

「えぇ~!?」
「バカじゃないの?」

そう言うのも当然だろう。

「気付くのが遅れたんだよ」

気付いた時は、電柱が目の前だった。
正面衝突は免れたものの、自転車ごと転倒してしまった。

「なんで、張り合ったのさ?」
「“なんで”って言われても・・・」

理由は自分でも分からない。
信号待ちしていた俺に、張り合うような態度を見せたからだ。

「あのね・・・」
「だから男子って、子供なんだから!」

と、言われても男子とはそういう生き物だ。

「まぁ、大したケガじゃないようだけど・・・」
「体だけは頑丈だからな!」

それにしても悔しい・・・。
結果的に、僕は負けてしまった。

(No.784-2へ続く)

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ホタル通信 No.331

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.268 笑われ者
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性

一言で言えば、非常に懐かしい小説です。小説のナンバーとしては268ですが、エピソード自体はかなり初期のものです。

実話度が示す通り、ラスト付近を除いてほぼ実話です。彼女が怒っていたこと、その怒っていた理由も小説の通りです。
ただ、実際は小説ほど多くのバーゲン品を買っていたわけではないので、なぜ笑われたのか、本当の理由については定かではありません。
冒頭に書いた通り、懐かしい小説です。今以上に自己満足の小説を書いていた時期ですが、ある意味、“書く”ということに関して言えば一番楽しかった時期だったように思えます。
もともと、実話ベースを小説風にするだけなので実話があればネタには困りません。その実話をたくさん提供してくれたのが、言うまでもなく、当ブログのヒロイン“菜緒”です。

この小説に微塵も“悲しい”要素が入っていないように見えますが、実はそうでもありません。あえて書きませんが、ほんの少しその要素を含ませています。
最後になりますが、実話度100%の小説にしても良かったのですが何となく“小説らしい”オチを思いついたので、ラスト付近は創作しました。
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