ホタル通信 No.322
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.246 大人な私
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性
今回の実話度は微妙な判定かもしれません。実際に小説のような会話がなかったのに、40%と高めにしました。
彼女が言う“大人”が僕にとっては強がりにしか見えないこと、また、あるところは子供のままであること・・・これらは全て事実です。でも、このような会話があったわけではありません。言いたくても言えなかった、僕の心の内を文字にしました。
例えば、無礼な人が居たとする。彼女は、その無礼さに対して指摘する。でも、そんな人なんて世の中にはたくさん居ますよね?だから、気にしないでいられること、許せることも大人な対応です。
それに真正面からぶつかることが、僕にしてみれば子供のように見えました。
小説にも書きましたが、彼女にとって大人にならざるを得ない状況であったのは間違いありません。悪く言えば、たかが子供が背伸びして大人な振りをしているに過ぎません。
彼女にとっての“大人”とは、サバイバルであり、緊急避難でもあります。でも、そうでもしなければ生きていくことができないくらい、追い詰められていたのも事実です。
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