ホタル通信 No.321
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.244 ニアミス
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性
ほんの少しだけ演出は入れていますが、ほぼ実話です。初期の作品ということもあり、リアルに仕上がっています。
ほぼ実話というくらいですから、実際にこのようなことがありました。
待ち合わせ場所の変更、変更した理由、そしてその理由である彼とのこと・・・書いてある通りです。
“彼と上手く行っていないけど、別れずに付き合っている”理由は単純です。彼女には行き場所がないからです。だからといって、そこが安全地帯でもありません。この小説では、この辺りの事情は省略しています。
当ブログを読んで頂いている方は、この彼女が誰なのかすぐに分かると思います。隠す必要もないのですが、あえて伏せてみました。
全体的な構成としては、コミカルな印象を持つ人もいらっしゃるとは思いますが毒々しさも見え隠れしています。そもそも小説上の僕との関係がありますよね?ニアミスの危険性がありながら、それでも逢う二人って・・・。
でも、ラストはそんな毒々しさとは無縁です。
彼女との待ち合わせ場所を、ある場所からある場所に変えたのは、リラックマの売り場がそこにあったからです。この売り場を起点にした小説も書いているんですよ。
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