ホタル通信 No.315
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.241 糸
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
この手の小説を作る時は、何らかの悩みや困りごとを抱えていることが少なくありません。
それが何であったのかは正直覚えていません。でも、思い当たることはあります。もともと、“冬のホタル”自体が、ある悩みごとから生まれたようなものです。特に初期の作品は、同じルーツを辿るといっても言い過ぎではありません。
この小説では、女性ふたりが登場していますが、実際は違うかもしれません。その時々により、作者が男性になったり、女性になったりしています。
内容は小説にも出てくる通り、少し哲学っぽい作りです。ホタル通信を書いている時に思い出したのですが、昔々、小学生の頃に、こんな感じの詩を書いていました。
もちろん、こんな大人っぽいものではなく、少し背伸びしたような感じのものです。その頃から、出来栄えは抜きにしても、文章を書くことが好きだったみたいですね、自分で言うのも何ですけど。
今は、あまり書かないタイプの小説です。
書けば書くほど、現実味がなくなることに加えて、自分に酔ってしまうことが少なくないからです。
とは言え、自分に溜まったガスを、時々抜いてあげる必要もありますから、その意味では“らしくない”小説を作りことは今でもあります。
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